12/22(金)京都芸術大学にて タデウシュ・カントル 『死の教室』上映 & ミニレクチャー開催

2023年11月29日(水)14時17分 PR TIMES

世界演劇史の一大事件 前衛的舞台の記録
20世紀を代表するポーランドの芸術家、タデウシュ・カントルの演劇作品『死の教室』の記録映像を上映します。
映画史に残る巨匠アンジェイ・ヴァイダが撮影した貴重な記録映像をご覧いただき、上映後には、ポーランド文化研究の第一人者、関口時正氏によるミニレクチャーを開催します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/26069/344/resize/d26069-344-4aab16994e00f03ad292-1.jpg ]

日時:2023年12月22日(金)18:00〜20:30
会場:京都芸術大学内 映像ホール(人間館地下1F)
参加費:無料(要・事前予約)
予約方法:下記ページの申込フォームよりお申込みください。
https://k-pac.org/openlab/11461/
予約受付期間:2023年11月22日(水)10:00〜12月19日(火)17:00
定員:先着100名
※定員になり次第、予約受付を終了します。

■タデウシュ・カントル Tadeusz Kantor (1915-1990)
ポーランドの前衛演出家、美術家。クラクフ美術アカデミー卒業後、画家として活動を始め、1955年の劇団Cricot 2(クリコ2)誕生をきっかけに本格的に演劇活動を開始。1975年初演の『死の教室』で世界的注目を集める。他の演出作品に『ヴィエロポーレ・ヴィエロポーレ』(1980年)など。

上映 18:00〜
映画『タデウシュ・カントルの《死の教室》』(アンジェイ・ヴァイダ監督)


デジタル修復+日本語新字幕版
[上映時間72分|日本語字幕翻訳:関口時正|(C)TELEWIZJA POLSKA 2016]
[画像2: https://prtimes.jp/i/26069/344/resize/d26069-344-67d44644ffc77713824d-0.jpg ]

『死の教室』は、1975年11月15日、クラクフのクシシュトフォリ・ギャラリーで初演。古びた教室の机の周辺で、老人たちが人形を抱え、自らの少年時代を演じ直す——。絶望と歓喜、狂おしいほどの愚行に満ちた、死を巡るアラベスクは世界に衝撃を与えた。今回の上映するのは、アンジェイ・ヴァイダ監督が、初演の数ヵ月後に、この伝説的な舞台を撮影した貴重な記録映像のデジタル修復版。カントルのテキストを忠実に再現する、新たな日本語字幕が付されている。

ミニレクチャー 19:30〜


講師:関口時正
1951年東京生まれ。東京外国語大学名誉教授。著書に『ポーランドと他者』(みすず書房)、訳書にS. I. ヴィトキェーヴィチ著『ヴィトカツィの戯曲四篇』(未知谷)、ボレスワフ・プルス著『人形』(未知谷、第69回読売文学賞 研究・翻訳賞・第4回日本翻訳大賞受賞)など。

■上映・レクチャーに際して 
カントルが演出した『死の教室』(厳密には『死んだ学級——降霊会』)上演は、世界演劇史の一大事件だった。
1975年11月15日、ポーランドの古都クラクフにある、洞窟のような古い地下室で世界初演が始まったこのスペクタクルを観に二度足を運んだ、同じポーランド人の映画監督ヴァイダは「私が知るすべてのポーランド演劇を超えていた」と衝撃を受けた。たまたま自作の映画『大理石の男』をクラクフで撮影していたヴァイダは、当時の社会主義国としては例外的に良い機器と35mmカラーフィルムを持っていた。彼は舞台に感銘を受けたことをカントルに告げ、ぜひこの舞台を撮影させてほしい、そして舞台外のシーンや屋外での新たなシーンも加えて一本の映画にしたいという提案をカントルにした。できあがった映画が、カントルとヴァイダの合作ともいうべきこの作品だ。
関口 時正

主催・お問い合わせ:
京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点事務局
TEL: 075-791-9144 MAIL: kyoten@kua.kyoto-art.ac.jp
https://k-pac.org/openlab/

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