【会津バス】「MyRideどこでもバス」の実証運行開始

2023年11月30日(木)13時16分 PR TIMES

福島県会津若松市-地域交通共創モデル実証プロジェクト

まちなかの移動を便利に! アプリや電話で乗りたい時にバスを呼ぶ「MyRideどこでもバス」がスタート。
会津若松市街地の路線バス網をデマンド交通に。

 会津Samurai MaaSプロジェクト協議会及び会津乗合自動車株式会社(以下「会津バス」)、株式会社みちのりホールディングス(以下「みちのりHD」)は、2023年12月1日より、会津若松市のまちなかエリアにおいて「MyRideどこでもバス」の実証運行を開始します。本事業は、国土交通省「地域交通共創モデル実証プロジェクト」に採択された「定時定路線バスとデマンド交通・鉄道を統合したまちなか交通サービスの再構築(福島県会津若松)」の一環として、会津バスが実施するものです。
 この実証運行は、人口減少下の都市において、高度なデマンド交通サービスを導入し、利便性向上を図ることでお客様利用頻度の維持および向上を狙いとしています。同時に、効率的運行によりドライバー不足に対処します。また、人口10万人超の自治体の市街地部の路線バス網をデマンド交通に転換する取組は国内初(※)となり、今後の地方都市の公共交通の在り方について、ひとつのソリューションを提案していくものとなります。
  ※:自社調べ。
●実証運行で用いる車両イメージ(ハイエースコミューター)
[画像1: https://prtimes.jp/i/45067/154/resize/d45067-154-f519f25c1718202fdcb3-1.png ]


【MyRideどこでもバスの特徴】
 「MyRideどこでもバス」は、人工知能(AI)を利用して、利用者からのリクエストに合わせて乗降ポイント間のバスの運行経路とダイヤを最適化して運行するものです。乗降ポイントは、既存の標柱バス停に加えて、システムの地図上に数多くの仮想バス停(バーチャルバス停=VBS)をきめ細かく設定することで、利用者が時刻表やバスの路線・方面を気にせず乗りたいときにバスを呼べるとともに、効率的な運行を行うものです。
 利用希望者が専用アプリや電話で希望する出発地、目的地、予約人数を指定して乗車予約を行うと、その予約内容や他の乗客の予約内容、道路混雑状況などに合わせてAI(人工知能)が最適な運行ルートとスケジュール(ダイヤ)を生成します。

【導入目的】
■まちなかの日中時間帯の利便性向上
 まちなかの交通課題解消や多様な移動ニーズに応えるため、日中時間帯(9:00〜16:00)において、乗降ポイント(既存バス停留所を含む)を数多く設けたAIオンデマンド交通「MyRideどこでもバス」を運行し、既存バス停よりも希望場所に近い場所で乗降ができ、固定ダイヤ(現行1時間に1本程度)に比べて利用したいときにバスを呼び出せる交通サービスを導入します。
 より幅広い年齢層に利用してもらえるよう、専用アプリに加えて電話予約を受け付ける「MyRideどこでもバス呼出専用番号」を設置します。


■市街地部における効率的な配車・運行による公共交通サービスの持続性向上
 「MyRideどこでもバス」による効率的な運行形態の導入と、市街地部を運行する路線バス「千石神明」線の日中時間帯の減便を組み合わせて行い、定時定路線バスとデマンド交通を一体的な交通サービスとして再構築することにより、利便性を向上させ新規バス利用者の増加を図ります。同時に効率的運行を行うことにより、昨今大きな問題となっている厳しいリソース不足(ドライバー・車両等)という制約の中においても持続的な公共交通サービスの提供を目指します。
実証実験の結果に応じ、段階的に会津若松市市街地部の路線バス網をデマンド交通へ転換する取り組みを行っていく予定です。


■商業施設との連携
 病院・商業施設と連携して敷地内への乗降ポイント設置、施設内での案内・アテンドを実施します。また、実証運行後の実装を見据えて、将来連携の模索を検討します。


■鉄道との連携
 乗り継ぎ利用が可能となる予約システムの構築や、駅・車内での案内・利用促進、鉄道とデマンド交通のセット割引乗車券など、鉄道と連携した取組を検討します。 ※実証運行期間中に実施予定


■他分野とのデータ連携による利便性向上
 会津若松市が採択を受けているデジタル田園都市国家構想プロジェクト「複数分野のデータ連携による共助型スマートシティ推進事業」との連携を図り、他分野の取組とのデータ連携・協調のあり方を検討し、より一層の利便性の向上を目指します。

【MyRideどこでもバスの実証運行の概要】
■運行期間:2023年12月1日(金)〜2024年2月29日(木)
■運行エリア:会津若松市のまちなかエリア(運行エリア図参照)
 ・千石神明線を中心としたエリア内
 ・エリア外のスポット(会津中央病院・メガドンキホーテ)
■乗降ポイント:498箇所(既存バス停190箇所、仮想バス停308箇所)
■運行日時:毎日、9時00分〜16時00分
■予約方法:専用アプリ(スマートフォン)での予約、電話予約
■料金:
 【エリア内⇔エリア内】
  大人(中学生以上):400円、小人(小学生):200円、大人障がい者:200円、小人障がい者:100円、幼児:無料
【エリア内⇔エリア外スポット】


  大人(中学生以上):500円、小人(小学生):300円、大人障がい者:300円、小人障がい者:200円、幼児:無料
■支払い方法:降車時に下記方法にてお支払い
 ・現金
 ・定期券(エリア27定期券、エリア42定期券、エリア58定期券、●●●〜千石神明線(各地から乗り入れている中で千石神明線双方向利用可の定期券)、のらんしょパス)
 ・回数券(普通回数券(単)(組)、ひまわり回数券、毎月1日・11日・21日専用回数券) ※エコノミー回数券は使用できません。
 ※今後、デジタルチケット、キャッシュレス決済の導入を予定
■車両:ハイエースコミューター 3台

  ●運行エリア図
[画像2: https://prtimes.jp/i/45067/154/resize/d45067-154-beeb21b69e3276313ffc-2.png ]


  ●専用アプリ「MyRideどこでもバス」の画面イメージ
[画像3: https://prtimes.jp/i/45067/154/resize/d45067-154-fba898c7ef186131c075-0.png ]


【参考:団体・会社概要】
■会津Samurai MaaSプロジェクト協議会
・所在地:〒965-0037 福島県会津若松市中央一丁目5番29号(株式会社ケー・シー・エス会津サテライトオフィス内)
・設立:2019年6月
・代表者:会長 佐藤 俊材
・事業内容:会津地域における「生活」及び「観光」の両面での交通課題や地域課題の解決に向けて、MaaS(Mobility as a Service:マース)等の新たなモビリティサービスの実証的取組とその本格運用を実現することを目的として設立


■会津乗合自動車株式会社
・所在地:〒965-0024 福島県会津若松市白虎町195番地
・設立:1943年7月
・代表者:代表取締役社長 佐藤 俊材
・事業内容:事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、タクシー事業、旅行業、人材派遣業
・サイト:https://www.aizubus.com/


■株式会社みちのりホールディングス
・所在地:〒100-6608 東京都千代田区丸の内一丁目9番2号グラントウキョウサウスタワー8階
・設立:2009年3月
・代表者:代表取締役グループCEO 松本 順
・グループの事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、鉄道事業、観光事業(旅行代理店・ホテル)、車両整備事業、不動産事業
・サイト:https://www.michinori.co.jp/


[画像4: https://prtimes.jp/i/45067/154/resize/d45067-154-c77252598aea020661c2-3.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/45067/154/resize/d45067-154-6a189065902bb963d112-4.png ]

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