株式会社イミュー、地域から失われかけた伝統を守り育てる挑戦 北海道・白糠町で創業60年の「本ししゃも」製造事業を承継

2023年12月1日(金)13時46分 PR TIMES

「地域に根を張り、日本を興す。」をコンセプトに地方創生に取り組む株式会社イミュー(本社:東京都品川区、代表取締役:黒田康平、以降「当社」)は、北海道・白糠町(しらぬかちょう)にて名産品「北海道産本ししゃも」の加工製造を営んできた創業60年を超える老舗店「大森水産」から事業を承継し、2023年12月より初の製造に取り組みます。初年度となる2023年度は技術の習得とテストマーケティング期間と位置づけ、3,000食の生産を目指します。
「北海道産本ししゃも」ふるさと納税サイト https://item.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka/8700-30001964/

[画像1: https://prtimes.jp/i/81865/24/resize/d81865-24-d5d9b3b174368d55e0f2-0.jpg ]

地元から長年愛され、また日本中にファンを持つ「大森水産」は、2023年8月にのれんを畳む決断を下しました。
ご主人の逝去後、家族経営で操業してきましたが、高齢化のため継続が困難と判断、また後継者も不在であったためです。歴史ある名店が無くなることに町も悲しみ、多くの方に惜しまれていました。
当社は、2023年9月に白糠町に「極寒ブリ(TM)」の加工工場を建設し、地元の産品開発・ブランディングを実施しており、この度、事業承継のお話をいただきました。今回の取組みにおいて、再現性のある形で「地域から失われかけた伝統」の継続とさらなる産業文化価値の向上を図ります。「大森水産謹製」のブランドを創業から育ててきた方から技術や知識など無形の財産を直接引き継ぎます。また、当社の強みであるマーケティング力により、希少価値の高い国産の「本ししゃも」加工品が正しく評価されるマーケットの創造にもチャレンジします。

■実は北海道でしか獲れない、本物の「北海道産本ししゃも」
実は国内で流通している「ししゃも」の9割以上(※)は、「カペリン(カラフトシシャモ)」という別の輸入魚。本物のししゃも(本ししゃも)は、世界で唯一北海道の太平洋沿岸にのみ生息する希少魚です。
本ししゃもは毎年11月頃、白糠町の茶路川(ちゃろがわ)と庶路川(しょろがわ)へ産卵のために北海道西部から回ってきます。ひとつの町で2つの川に遡るのは白糠町だけです。十勝沖から徐々に油が抜け、白糠沖にやってくる頃、オスの身はしまり、メスの卵が成熟期を迎えます。そのため、白糠沖では非常に美味しい「本ししゃも」が獲れ、名産となっています。

※参照元 
財務省貿易統計
https://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm?M=29&P=1,2,,,,,,,,5,1,2022,0,0,0,2,030359920,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,20
北海道水産統計
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sum/03kanrig/sui-toukei/suitoukei.html

■大森水産が守ってきた伝統製法「手振り塩」
[画像2: https://prtimes.jp/i/81865/24/resize/d81865-24-566cda1e987e1717a770-1.jpg ]

「大森水産」が創業から守ってきた伝統製法「手振り塩」は、ししゃもに手で塩を振り、それを一度洗い落としてから串刺し・乾燥を行います。塩水に漬け込んで味付けをする一般的な工法に比べ、身が水を吸うことがなく豊満な旨みを含んだ濃厚な旨味のししゃもが完成します。

■今後の展望
2023年度は技術の習得に重きを置き、大森水産で創業以来60年以上に渡り培われてきた「本ししゃもの仕入れの目利き」や、「手振り塩」「乾燥」などの伝統製法を承継します。
また販売に関しては、テストマーケティング期間としてふるさと納税返礼品を含む3,000食を計画しています。
製造は旧大森水産の工場を事業所登録しイミューの生産現場とし、既存のイミュースタッフが製造を行います。
来年度は、本格販売の年と位置づけ、白糠町の魅力が更に大きく認識されるよう認知・配荷・選好度合いの3方向からプロモーションを実施します。また、国内で流通するししゃもの僅か1%程度となった希少価値の高い「本ししゃも」の持続可能性も視野にブランディングを行ってまいります。

[画像3: https://prtimes.jp/i/81865/24/resize/d81865-24-4054989af676bc72907b-2.jpg ]

ご参考:イミュー白糠工場落成式の様子
白糠町で秋鮭の不漁に代わり豊漁となった「ブリ」に着目、諸条件を満たした高品質なブリを「極寒ブリ(TM)」としてブランディングを進めている。2023年9月に極寒ブリ加工工場を白糠町内に建設。
写真は左から、白糠町議会議長 富田忠行氏、株式会社イミュー代表取締役社長 黒田康平、
有限会社木村漁業部 木村太朗氏、白糠漁業協同組合専務理事 芦田廣康氏、白糠町町長 棚野孝夫氏

■ 株式会社イミュー概要
「地域に根を張り、日本を興す」というコンセプトのもと、地域産業課題の解決をおこなっています。2022年9月には、ふるさと納税の自治体向けに継続寄付可視化システム「ふるさとリピートマップ」(特許出願中 / 特願2022-144015)の提供を開始しました。これは、「ふるさと納税」による寄付者の行動を分析・可視化を行い、適切なコミュニケーションを行うことで、2年・3年と継続的に繋がっていただける寄付者を増やし、より豊かな地域経済の発展に寄与するものです。また、地元特産品の魅力を広く世界に発信することを目指し、産品開発・ブランド開発を行っています。


会社名:株式会社イミュー
所在地:東京都品川区西五反田3-15-8 Biz-Field目黒 3F
代表者:黒田 康平
設 立:2021年4月
事 業:ふるさと納税支援事業、ブランド開発事業、商品開発事業
URL:https://www.immue.co.jp/

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