【NECソリューションイノベータ】「PWSCUP 2023」において、匿名加工部門総合1位と優秀発表賞をダブル受賞

2023年12月5日(火)11時16分 PR TIMES

パーソナルデータの匿名加工技術を競うコンテストで、当社の若手エンジニアが奮闘

NECソリューションイノベータは、10/30-11/2開催のコンピュータセキュリティシンポジウム2023(CSS2023)内で、パーソナルデータに対する匿名加工技術を競うコンテスト「PWSCUP 2023」に参加し、匿名加工部門総合1位および優秀発表賞を受賞しました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/119440/10/resize/d119440-10-109969-pixta_69382254-0.jpg ]

 「PWSCUP 2023」は、参加者が加工者と攻撃者の2つの立場となって、データの加工(匿名化)と加工されたデータへの攻撃(属性推定攻撃)の技術を競うコンテストです。ビッグデータ活用ニーズが急速に高まる昨今、データの効果的な活用とプライバシー保護を両立させるための技術が強く求められています。その第一線で活躍する技術者同士が競う本コンテストは、今年で9回目の開催を迎え、国内外から15チームが参加しました。一般社団法人情報処理学会が主催、個人情報保護委員会が後援し、受賞は厳正な審査を経て決定されます。

 当社受賞における評価は、以下の通りです。

●匿名加工部門 総合1位
 パーソナルデータの匿名加工技術において、あらゆる利用目的に対応できる手法はありません。加工したデータを利用する目的を考慮し、匿名加工手法を検討する必要があります。
 そのため、はじめに、公開データと秘密データからなる18列の元データを分析して特徴を理解し、一般的な手法により加工した場合に想定される再識別のリスクを洗い出しました。そのリスクを回避するため、属性推定攻撃による推定先を、誤った人物のレコードに誘導し、さらに誘導先の秘密データを加工するプログラムを実装したことで、攻撃をより困難にして、安全性を高める匿名加工データを作成することに成功しました。
 この点が評価され、匿名加工部門の総合1位を獲得しました。

●優秀発表賞
 コンテストで採用した加工技術を説明するとともに、本技術を社会実装する場合の課題について発表しました。
発表内容から、匿名化・属性推定技術の向上への貢献が評価され、優秀発表賞を受賞しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/119440/10/resize/d119440-10-12a02fc18664b3056481-1.jpg ]

                <加工部門優勝、優秀発表賞 賞状>
           デジタルソリューション事業部 平松 直人、阿部 汐理、坂巻 燎

 NECソリューションイノベータは今後も、プライバシー保護技術の研究開発に取り組み、さまざまなビジネスシーンに適切な技術を提供することで、パーソナルデータの利活用の拡大に貢献していきます。

                          以上



<PWSCUP 2023概要>
 主 催 :情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会 PWS組織委員会
 開催日時:2023年10月30日(月)〜11月2日(木)
 コンピュータセキュリティシンポジウム2023(CSS 2023)に併催
 場 所 :アクロス福岡 CSS 2023会場内
 詳 細 :https://www.iwsec.org/pws/2023/cup23.html

<関連情報>
 NEC データ匿名化ソリューション
 https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/danony/
 「匿名加工情報」の作成と安全な利用をサポートするサービス

<本件のお問い合わせ先>
 NECソリューションイノベータ デジタルソリューション事業部
 パーソナルデータ利活用支援チーム
 E-Mail:kanon-info@nes.jp.nec.com

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