国際NGOプラン・インターナショナルが、ガザ地区における即時かつ恒久的な無条件の停戦を求める声明を発表

2023年12月6日(水)18時46分 PR TIMES

罪なき子どもたちの命と夢を守るために即時停戦を!

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、イスラエル軍によるガザ地区での暴力が7日間の戦闘休止の後12月1日に再開され、たった数日間で多数の民間人や子どもたちが犠牲となったことに強い衝撃を受け、ガザ地区における即時かつ恒久的な無条件の停戦を求めます。

7日間の戦闘の一時停止期間中に、110人の人質解放と、240人のパレスチナ人囚人の釈放が行われました。しかし、12月1日(金)のイスラエルによるガザ地区全域への砲撃再開は、プランを含む多くの人道支援団体が抱いていた恒久的な停戦への希望を瞬く間に打ち砕きました。
パレスチナ保健省は、空爆が再開されて以来、12月4日(月)時点で、子どもを含む500人以上の市民が命を落とし、そのうちの70%は女性と子どもであると報告しています。国連によると、現時点でガザ地区の住民190万人以上が住む家を追われ避難を余儀なくされています。
[画像: https://prtimes.jp/i/12939/212/resize/d12939-212-872261c677cc2a619f75-0.jpg ]

突如再開した悲惨な暴力は、戦闘の一時停止期間中に行われた人道支援がもたらした限られた成果を覆してしまいました。数えきれないほどの人々が命を落とし、保健施設が全壊し、安全な水や衛生設備へのアクセスが極端に制限され、救命や生命維持に必要なインフラや物資が不足している現状は、病気や飢餓で命を落とす子どもたちのさらなる増加を招き、深刻な危機をもたらしています。また、絶え間なく続く空爆は、子どもたちに筆舌に尽くしがたい精神的・肉体的苦痛を与え、トラウマとなっています。
イスラエルがガザ地区南部での地上軍事作戦を拡大したことで、これまでに北部から逃れて来た何百万人もの人々が行き場を失っています。医療システムが崩壊するなか、ユニセフ(国連児童基金)の職員は、稼働している数少ない病院の状況を「戦場」という言葉で表しました。

子どもたちの殺傷は、決して正当化されるものではありません。戦争や紛争において、罪のない子どもたちが標的にされることは決してあってはなりません。現在ガザ地区の子どもたちは、言いようのない恐怖とトラウマに直面して日々を過ごしています。人道支援に携わる人々や民間人は常に危険と隣り合わせの状態に置かれ、人道支援活動も限定的になってしまっています。

プランは、ガザ地区の状況を注視しながら、隣国のエジプト、ヨルダン、レバノンの事務所で現地のパートナー団体と連携して活動規模の拡大にむけた準備をすすめています。エジプトでは、エジプト赤新月社によるラファ検問所経由での食料・救急キットなどの物資輸送を支援しています。ヨルダンでは、子どもを対象とした緊急支援に実績のあるTerre Des Hommesと合意書を締結し、ガザ地区での活動準備をすすめています。
国境間の緊張関係が高まりを見せているレバノン南部では、避難民の子どもたちとその家族に、非食料品や食料、家庭用衛生キットの提供といったさまざまな支援を行っています。

恐ろしい暴力の激化から2カ月が経過しようとしているなか、プランは引き続き、すべての関係者に対し、即時かつ恒久的な無条件の停戦と人道支援の促進を求めます。また、拘束されているすべての民間人の人質とパレスチナの子どもたちの即時解放を求めます。

● 「ガザ・中東人道危機緊急支援」
 https://www.plan-international.jp/news/info/20231026_37679/


[表: https://prtimes.jp/data/corp/12939/table/212_1_1e840216661b523aca3ced9680fb6652.jpg ]

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