【映画で学ぶ英語】『マーベルズ』、"I'm happy for you"の意味と使い方を解説

2023年12月7日(木)17時4分 財経新聞

 11月10日に公開された映画『マーベルズ』は、マーベル・コミックの実写映画化シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の33作目だ。

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 オスカー女優のブリー・ラーソンがキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルを演じて2019年に公開された『キャプテン・マーベル』の続編になる本作。Disney+(ディズニープラス)が配信するMCUのミニシリーズで登場した女性キャラも2人加わって、女性ヴィランとの間に激闘が繰り広げられる。

 今回はこの映画のセリフを例に、喜びを共有する表現、"I'm happy for you"の使い方などを解説したい。

■映画『マーベルズ』のあらすじ
 前作でキャプテン・マーベルが、クリー帝国を支配する人工知能スプリーム・インテリジェンスを倒したことで、指導者を失ったクリー帝国は内戦状態に陥っていた。クリー人の新たな指導者となったダー・ベンは、キャプテン・マーベルへの復讐を誓い、スーパーパワーを秘めた伝説の腕輪クアンタムバンドの片方を手に入れる。

 しかし、ダー・ベンが腕輪を使って宇宙空間にジャンプポイントを開けたことで、空間に予期せぬ異常が生じた。キャプテン・マーベルやモニカ・ランボー、カマラ・カーン/ミズ・マーベルが、彼女たちに共通する光をもとにした超能力を使うと、お互いにテレポートして場所が入れ替わってしまうのだ。

 一方ダー・ベンは、クアンタムバンドを使ってキャプテン・マーベルにとって大切な惑星を次々に襲撃し始めた。キャプテン・マーベルは、新しいメンバーを教育しつつ過去のわだかまりも捨てて、3人のチームワークでダー・ベンの脅威に立ち向かっていくのだった。

■今回のダイアログ
 キャプテン・マーベルたちは、超能力を使うたびに場所が入れ替わるため、高校生のカマラ・カーン/ミズ・マーベルが住むニュージャージーの家も、クリー人との戦場となった。

 戦いが一段落した後、モニカ・ランボーはカマラの家族に、自分が超能力を手に入れた経緯を説明する。だがカマラの母は、娘が突然姿を消した上、宇宙人との乱闘で居間をメチャクチャにされて面白くないため、冷ややかな対応だ。

Monica Rambeau: I walked through a radiation shielding barrier of a witch hex and now I can manipulate and see all wavelengths of the electromagnetic spectrum.

Muneeba Khan: I'm very happy for you. Where's our daughter?

モニカ・ランボー: 魔女の放射能防御バリアを通り抜けたら、すべての波長の電磁スペクトルを見て操れるようになったのです。

ムネバ・カーン: それはよかったですね。うちの娘はどこにいますか?

■表現解説
 "I'm happy for you"は、「君の幸せが嬉しい」、「君のために嬉しい」ということから、「よかったね」と相手の喜びに共感を示す表現となる。この表現は、相手が喜びや成功を経験した際に、その喜びや幸せを共感し、応援していることを表現する常套句である。

 例えば、知り合いの就職や昇進が決まったときに、お祝いの気持ちを表すために"Congratulations!(必ず複数形であることに注意)"に添えて、"I'm very happy for you.(本当によかったね)"のように使われる。

 感動でゾクゾクする感じを伝えたければ、"I'm thrilled for you."という表現もある。

 "I'm proud of you."という表現も、"I'm happy for you"と同じように、相手を応援し、肯定的な感情を表現する言い回しだ。

 "I'm proud of you."は相手の努力や達成に対する称賛の気持ちを表す。換言すれば、相手が何か素晴らしいことを達成したときや、困難を乗り越えたときに、その成功に対して自分が誇りに感じていることを伝える表現だ。

 例えば、子どもが難しい課題をクリアしたとき、"I am proud of you, son. You have brought honor to our family.(でかしたぞ。家族の誇りだ)"のように使われる。

 喜びに共感することを伝えたければ、"I'm happy for you."を、誇りや称賛の気持ちを強調したければ、"I'm proud of you."というように使い分ければよいだろう。

財経新聞

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