機能性を纏うアート。「アトリエシャーク」のサメ革で刻む新時代のレザーストーリー

2023年12月8日(金)11時40分 PR TIMES STORY

合同会社AtelierShark(アトリエシャーク)は、『サメ革モノ』を専門に企画するレザーブランドです。

サメ革は、天然皮革でありながらキズや水濡れに強いため、メンテナンスを必要としません。しかも軽やか。

私たちは、牛革を始めとする多くの天然皮革の常識を覆す高機能性と、天然シボ(レザー表面の凹凸模様)の美しさを有するサメ革の魅力を広めるべく、2013年から創作活動を続けています。

革新を牽引!日本初のサメ革専門店を展開

サメグッズを専門に扱う店舗はあれど、サメ革だけに特化したブランドやお店は当時なく、「日本初!(※2014年11月 自社調べ)」の取り組みでした。在学中にマーケティングを学んでいた代表者にとって競合が存在しないブルーオーシャンな環境を発見できたことに浮かれたのを鮮明に思い出します。

サメ革製品の生産課題と高コストの理由

実は、サメ革自体は古くからある素材なのですが、専門店や認知が無かったのには理由がありました。天然モノゆえにキズが多く製品として使える部分が少なく、また一般的な牛革と比較するとレザー1枚の大きさが1/10程のサイズしかないため、財布やカバンにするには歩留まりが悪く、扱いにくい存在だったのです。

その作り手泣かせな性質ゆえに鞣す(※皮を革にする)工場が日本国内では片手で数えるほどしかなく、しかも他の天然皮革にはない脱鱗(皮表面の鱗を剥がす作業)など熟練の技が求められ、加工にも時間がかかるため国内最高峰の牛革である栃木レザーや姫路レザーと比較しても数倍の価格がします。そのため、資本力に乏しい企業や個人では扱いにくく、大手企業にしても、生産量がフカヒレや健康食品に加工するためのサメ漁獲量に依存するため、スケールメリットを発揮しづらく広がりづらかったのです。

クラウドファンディングで掴んだサメ革の可能性

お金も発信力もない私たちが出来るのは、サメ革の可能性を信じて真摯に魅力を訴えることでした。そこで活用したのがクラウドファンディング。

創業まもなく、テストマーケティングと認知拡大を目的に挑戦したところ、123人から約200万円の応援購入が集まりました。今でこそクラウドファンディングは身近な存在ですが当時は日本にクラウドファンディングのサービスが誕生して約6年。まだまだ市場浸透していないサービスであり、その中で全く無名の私たちが得た評価として大変ありがたく、励みとなりました。

認知のないモノが伸びていく“可能性”をクラウドファンディングの市場が成長する姿に重ね見て、いつか「サメ革」が革小物を選ぶ際の選択肢として当たり前にあがる未来を創ろうと密かに決意しました。

https://www.makuake.com/project/atelier-shark/

創業2年目のブランドが伊勢丹で躍進

このクラウドファンディングをキッカケに、当時創業2年目の若輩ブランドながら日本一の売上高を誇る百貨店、伊勢丹新宿店で2か月以上のPOPUPを実現したり、取扱店も増えていきました。しかし、程なくして成長は横ばいに。さらに新型コロナウイルスを契機に売上は鈍化。そんな中、生まれた商品が起死回生の一打となりました。

コロナ禍で誕生!アウトドアを彩るサメ革製ワトソン君の魅力

サメ革は使う量が多くなるほどに原材料費がかかり、完成する製品も高くなりがち。

ただ本質的な問題は単純な価格戦略ではなく、お試しする機会が限定的であることと感じていました。実際に触って購入できる実店舗を販路開拓しようと考えていた折にコロナ禍でのブレーキ。ここを打開すべく、丈夫で美しいサメ革を使用した財布やカバンの提案をするレザーブランドから、より多様なシーンで活用するプロダクトを開発することにしました。そうして生まれたのが「サメ革マルチツールのワトソン君(※以下、ワトソン君)」です。コロナ禍で需要が急増したキャンプや釣りなどのアウトドアシーンで活躍できる家鍵サイズのマルチツールを開発しました。

ワトソン君はコロナが落ち着いた後は旅行や出張などでも使えるよう多様なシーンで活躍できる「日常生活の小さな困ったを解決してくれるサメ助手」がコンセプト。海外でも広まってほしい思いから、名助手のイメージが世界的に定着している「ワトソン君」と名付けました。ホームズのように事件は解決できませんが、日々の困りごとを打開する良き相棒となってくれることを期待しています。

2022年の9月にクラウドファンディングで先行販売したところ、SNSフォロワー300人台、広告費ゼロであったにも関わらず発売6日で1,000個以上売れて、最終的に1,449人ものお客様から750万円超えの応援購入をいただきました。

https://www.makuake.com/project/atelier-shark04/

2023年4月からの一般販売でも好評を博し、宮城県気仙沼市のふるさと納税返礼品にも認定されています。

ワトソン君が市場に受け入れられ、広がりを見せる要因の一つにサメ革製品としてはお試ししやすいことにあると思っています。財布やカバンだと2-3万円するところ、ワトソン君は税込み5,830円。これは財布やカバンを作る際に発生する端材を活用するアップサイクル商品だからこそ実現できました。価格と認知の問題を一挙に解決してくれる弊社を代表する製品となってくれました。

阪神淡路大震災から学び、東北復興に貢献する起業物語

私は、大学在学中、かつて阪神淡路大震災を経験した神戸の学生として災害発生時にマーケティング活動でどう問題解決できるかを研究テーマにしていました。そんな折に発生した東日本大震災がすべての始まりでした。

震災以降、街中での募金活動からはじまり、東北から海産物を仕入れて販売、商品開発で現地で集客に悩む店舗に売れる商品を提案したりするボランティアの日々。そのなかで感じたのはどんな恐ろしい出来事もいずれは日常に埋もれて風化するということ。そこで私は経済面から東北復興に携わり続けることを考えるようになりました。2013年、大学卒業4日前に起業し、今に至ります。当時から「食べて応援!」などの文脈で復興応援はされていましたが、私は応援ではなく、お客様が自ら欲する商品を開発したり、販売の仕方を見出すことで一過的な支援に留まらない細くとも長く続く商売の方法を模索することに重点を置きました。そんな中で津波ですべてを流された宮城県気仙沼市の食品を仕入れて関西で販売していた復興応援仲間がサメ革を見つけてきて私に「食べる以外で応援することは出来ないか?」と相談を持ち掛けてきました。

気仙沼はサメ水揚げ量日本一の港町。ここにサメを起点とする文化を育めれば本当の意味で復興を目指せると考え、サメ革モノ専門店として歩みはじめました(前述の起業とは別にサメ革専門の会社として合同会社AtelierSharkを2016年に創業)

「サメ革で笑顔を咲かせる!」神戸発、東北を盛り上げる挑戦

人の目に触れた時、「それ、いいね!」「かわいい!!」という声が頂けたり、「これ、サメ革使ってるんだよ!」と思わず人に話したくなるようなワクワクするサメ革製品をつくっています。

この想いが伝播することで東北に想いを馳せ、無意識の復興応援・経済活性が巻き起こることを期待しています。

私はいつも温かく迎えてくれて、逆境や苦難にも負けずに立ち向かう強さを行動で教えてくれる東北の人たちが大好きです。

宮城県気仙沼市はサメの水揚げ量日本一の港町。2011年3月11日、東日本大震災の被災地でもあります。私たちが防災・減災について深く考えるキッカケにもなりました。

いつか遠くない未来「サメの町」として世界中に知ってもらうことで、本当の復興を果たし、町全体に笑顔の花が咲き誇る日を夢見ています。

2024.01.28(SUN)、新アイテム発表!

スマホのように縦に持って使う2つ折りのミニ財布です。

小さい財布ですが、お札は折らずに収納可能で、小銭やカードはもちろん、名刺も入る機能性と使い勝手を追求した新しいサメ革の財布です。

また、創業以来初となる新色も登場します。美しい色合いで、より多くの方にサメ革の魅力を届けていきます。

発売は、アトリエシャーク始動のキッカケを生んでくれたクラウドファンディングMakuakeで行います。

また、この財布の発売を決めた頃に発生した能登半島地震。これまで一個人、一企業として災害復興を応援してきた経験から今は寄付が私たちに出来ることと考え、本プロジェクトにおける財布の売上の一部を能登の被災地へ寄付することにしました。たとえ小さくとも、長く続く支援を今後も模索してまいります。

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プロジェクト名:お札が折れない!縦型の独自構造でスムーズな会計を。10年後も綺麗なサメ革ミニ財布

先行販売期間:2024年1月28日(日)9時から3月30日(土)18時まで

https://www.makuake.com/project/atelier-shark06/

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