シーメンス、野心的なサステナビリティの目標達成に向けて大きく前進

2023年12月13日(水)21時46分 PR TIMES

・シーメンスが2023年度のサステナビリティレポートを発表、野心的な目標に向けた大きな前進を実証
・自社事業におけるCO2排出量を2019年から半減
・2023年度に販売したシーメンスの製品およびソリューションで、顧客からの排出量を約1億9,000万トン回避(24%の改善)
・シーメンスグループ全体の研修および継続教育に4億1,600万ユーロを投資(11%増)
・経営トップの3分の1近くが女性

このたびシーメンスは、2023年度のサステナビリティレポートを発表し、各種目標に向けた大きな前進を実証しています。基準年である2019年度に比べ、シーメンス自身の事業活動におけるCO2排出量は半減しています。さらに、シーメンスの事業の90%以上は、サステナビリティにお客様が貢献できるようにするものです。2023年度に販売されるシーメンスの技術により、お客様は約1億9,000万トンのCO2排出を回避でき、これは前年比約24%の改善となります。

シーメンスAGのユーディト・ヴィーゼ取締役CPSO(人事・サステナビリティ)は、「当社は、野心的なサステナビリティ目標に向けて力強く前進しています。また、気候変動との闘いにおいて効果的に貢献し、お客様、および経済界のサステナビリティへの変革を後押ししています。サステナブルな未来への鍵はテクノロジーであり、そのテクノロジーを開発するのは人間です。社会と経済の変革を成功させるためには、デジタル化とサステナビリティにおける未来志向のスキルが、この課題に取り組む上で最も重要です」と述べています。シーメンスは、従業員が雇用適性を持続できるよう、積極的に学ぶ文化に対し継続的に投資しています。2023年度には、テクノロジー企業である当社は、従業員の研修と継続教育に総額4億1,600万ユーロを投資しました(2022年度は3億7,500万ユーロ)。

DEGREE:環境・社会・ガバナンス(ESG)への全方位(360度)アプローチ
シーメンスでは、あらゆる角度からサステナビリティに取り組む戦略的フレームワーク「DEGREE」を通じて、環境・社会・ガバナンス(ESG)目標を定めています。また、6つの行動分野、すなわちDecarbonization(脱炭素化)、Ethics(倫理)、Governance(ガバナンス)、Resource efficiency(資源効率)、Equity(公平性)、およびEmployability(雇用適性)において、厳格で測定可能なKPI(重要業績評価指標)を用いた総体的なアプローチを採用しています。

シーメンスの製品と技術でサステナビリティを大きく前進させる
シーメンスの製品ラインは、脱炭素化、地球温暖化防止、資源効率の改善、および循環型経済への転換をより一層推進する上で理想的な位置にあります。シーメンスのサステナビリティ部門グローバルヘッドであるエヴァ・リーゼンフーバーは、「リーディングテクノロジーカンパニーとして、当社は現実の世界とデジタルの世界を融合させています。これによって、世界中のお客様の競争力とレジリエンス、そして何よりもサステナビリティを高めています。当社の事業の90%以上は、お客様のサステナビリティの目標達成に向けた取り組みを支援するものであり、デジタルとサステナビリティへの変革をお客様が加速できるようになっています」と述べています。

シーメンスの製品と技術は、インフラ、産業、ヘルスケア、および輸送といった極めて重要な分野において脱炭素化を大きく前進させる原動力となっています。これらの分野は現在、世界の温室効果ガス排出量のほぼ4分の3を占めています。2023年度にシーメンスがお客様に販売した革新的な製品やソリューションは、その耐用年数を通じて約1億9,000万トンの温室効果ガス排出を回避するものであり、この量は前年比24%増となっています。

脱炭素化と資源効率:野心的な目標に向け良いスタートを切る
シーメンス自身も、2030年までのカーボンニュートラル達成に向け、順調に前進しています。この点で、2022年に発表した大規模な投資、特に自社の技術の活用が功を奏しています。例えば、業務関連のCO2排出量を基準年の2019年と比較して半減させました。その結果、野心的な目標の達成に向けて非常に良いスタートを切ることができました。2025年度末までには、自社事業からのCO2排出量を物理的に55%削減することを目標としています。さらに、2030年までには、この排出量を約90%削減する計画です。シーメンスは、Science Based Targets initiative(科学に基づく目標設定イニシアチブ、SBTi)にコミットすることで、パリ協定の主な目標を支持し、地球温暖化を摂氏1.5度に抑制することに積極的に貢献しています。また、資源効率の面でも大きく前進しています。すなわち、2023年度、シーメンスは廃棄物管理の改善策を実施し、埋立廃棄物を2021年度比で15%削減しました。

雇用適性を持続させることで、変革を成功に導く力をさらに高める
戦略的学習に関して、シーメンスはデジタル化、サステナビリティ、およびリーダーシップ教育に明確な重点を置いて投資しています。また、従業員に良い影響を与えるため、学びの機会、キャリア開発、スキルアップ、およびリスキリング(学び直し)教育を継続的に改善しています。企業文化という点では、成長志向を持ち、インクルーシブで従業員の力を引き出す文化を醸成し、従業員の雇用適性とシーメンスのサステナブルなビジネスの成功につなげています。2023年度には、シーメンスで働く世界中の従業員が、2022年度よりも2時間多い、平均約23時間のデジタル学習を修了しました。「My Learning World」オンラインプラットフォームを利用することで、世界中のシーメンス従業員は、誰でも135,000を超える社内外の研修コースの中から好きなものを選ぶことができます。

公平性の大幅な進展
シーメンス社内の公平性の推進という点でも進展がありました。指導的地位に占める女性の割合を、目標とする2025年から更に前倒しして引き上げています。2023年度では、指導的地位の31%を女性が占めています。基準年の2020年においては、この数字は23%に留まっていました。この進歩の礎となっているのは、とりわけ、当社のGlobal Equity Programによる施策です。これは、人材募集プロセスや昇進における権利の平等と待遇の平等を重視するものです。2023年度のシーメンスAGの全世界の従業員に占める女性の割合は、全体で約27%でした。

このプレスリリースは、https://sie.ag/V3z8Bからご覧いただけます。
サステナビリティに関する詳しい情報は、https://www.siemens.com/sustainabilityに掲載しています。

【参考資料】
本資料はシーメンスAG(ドイツ・ミュンヘン)が2023年12月7日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。
https://sie.ag/V3z8B

【シーメンスAGについて】
シーメンスAG(本社はベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。資源効率の高い工場、弾力的な供給網、スマートなビルや送電網から、清潔で快適な交通、先進医療に至るまで、目的をもったテクノロジーを開発することで、お客様のために実質的な付加価値を提供します。シーメンスは、デジタルと現実世界を結びつけることで、顧客企業が産業や市場を変革するための力になり、数十億もの人々の日常を変えていく上での支えとなります。またシーメンスは、世界的な大手医療技術プロバイダーとしてヘルスケアの未来を創造する上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。2023年9月30日に終了した2023年度において、シーメンスグループの売上高は778億ユーロ、純利益は85億ユーロでした。2023年9月30日時点の全世界の社員数は約32万人です。詳しい情報は、http://www.siemens.com/ にてご覧いただけます。

【日本におけるシーメンスグループ】
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値想像力の強化をご支援してまいります。2022年9月末に終了した2022年度において、日本のシーメンスの売上高は約2.155億円、社員数はおよそ2,600人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jp  にてご覧いただけます。

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