“帰りたい”と感じていただける「こころの場所」を目指して。長門湯本の老舗旅館「大谷山荘」館内リニューアルによる新たなステージへの挑戦

2023年12月20日(水)9時0分 PR TIMES STORY

株式会社大谷山荘は、自然豊かな長門湯本温泉の河畔に佇む温泉旅館です。1881年の創業以来、“野に咲く一輪の花のように、人を和やかに”という「山草花のおもてなし」を大切にし、お客様をお迎えしてまいりました。当館では、お客様が“帰りたい”と感じていただけるような「こころの場所」を目指しています。

この度、当地ならではの「くつろぎとやすらぎ」をご体感いただきたいとの思いから、3タイプの新客室をリニューアルオープンいたしました。このストーリーでは、リニューアルオープンに向けての道のりや、当館が目指す道についてお伝えいたします。

URL:https://otanisanso.co.jp/lp/

「新しい旅館文化の創造」の理念の元に、長門の自然と建築美の調和した、よりプライベート感を重視した宿へのリニューアルを決行

当館では、移り変わりゆく時代に合わせ、「新しい旅館文化の創造」を理念に掲げ、日々の活動に取り組んでおります。旅館として蓄積されてきた和の文化技術を尊重し、環境と調和したパブリック空間において、時代の求めるニーズを先駆ける独自の文化を表現することにチャレンジしています。

30年前の旅行ニーズは、企業や地縁などの団体旅行がメイン。当館はこの時分には、この時代のニーズに合わせ、客室や宴会場の増築・改修をなし、大きな集会や宴会にも対応できるよう施設・サービスを整えて参りました。その後、長らく主流となっていた団体旅行は、インターネットの時代を迎え、旅の選択肢の幅がダイナミックに広がったことで、個々のスタイルが発揮しやすい環境となり、旅行形態は個人化へと徐々にシフト。当館もその流れに沿い、客室数を減らし、プライベートさを大切にした露天風呂客室や個室ダイニングなど、この時代に合わせ、施設のリニューアルを重ねました。

そのような中、これからますます、ひとりひとりのスタイルが尊重された、よりパーソナルなおもてなしに関心を抱く顧客層が主流になっていくことを見据え、「この場所でしか味わえない、くつろぎとやすらぎをご体感いただきたい」という思いから、この度のリニューアルを実施。多くの割合を占めていた和室を改装した結果、プライベート感を重視した数名様でゆっくりとおくつろぎいただけるような客室が全体の7割となり、構造的変化を起こす投資となりました。

長門の豊かな自然を感じられる客室。SDGsに配慮したアメニティにもこだわりを

豊かな自然を客室内でゆっくりと感じていただけますよう、「長門の自然と日本建築の美との調和した空間」をテーマに設計。旅館と言えば、純和室のイメージが強くありますが、リニューアルされた客室については、当館を利用される中で高い割合を占めているご年配のお客様や、海外からのお客様を見据えて、和室ではなくベッドタイプを採用。長門の山々をお愉しみいただけるよう窓枠は壁際いっぱいにとり、床面にはお足元にさわりの良い琉球畳を敷き、履物を脱いで過ごす快適さを追求したプレミアムツインタイプに生まれ変わりました。

大谷山荘の新しいスタンダード客室「曙プレミアム」


自然を感じられる「ガーデンジュニアスイート」のテラス


ダイニングテーブルとソファを備えた大谷山荘スイートのリビング


よりゆっくりとご滞在いただけるよう、

大谷山荘スイートにはセルフロウリュウのできるサウナを設置

当館ではSDGsに賛同し、環境に配慮した取組を行っております。アメニティでは、プラスチックの使用を30%削減することを目標に、天然素材を使用したケア商品への変更を進めました。リニューアルに伴い、客室に用意する備品やアメニティの更なる見直しを実施し、一つひとつ丁寧に精査。シャンプー類はオーガニック製品に変更したり、ミネラルウォーターのボトルを再生可能なアルミに変更したりするなど、見直された項目は多岐にわたりました。

最も変革させた「ご夕食」。地元の旬の食材をふんだんに使った「三土料理」のおもてなし

リニューアルに伴い、とりわけ大きく変革を進めたものが夕食です。大谷山荘では、2023年3月まで献立を春夏秋冬の季節に合わせて年に4回変更しておりました。しかしながら、この度のリニューアルで客室数が100室を下回ることとなり、お客様へより丁寧なご対応をするべく、献立を月ごとに変更するよう切り替えを実施しました。

SDGsの一環にもあたりますが、当館では、この土地で採れたものを、この土地の料理法で、この土地で食すという「三土料理の哲学」を基本とし、ご提供する食材にこだわって献立をしております。また、大型旅館では珍しく、市場で直接買い付けのできる仲買権を持っております。魚介類は主に長門市の漁港「仙崎地方卸売市場」と萩市の漁港「萩地方卸売市場」から、また、野菜は主に「長門地方卸売市場」より、地元の食材を仕入れております。担当者が直接市場で競り落とした食材を、新鮮なままお召し上がりいただけることが当館の強みです。

競り落とした萩の甘鯛


担当者がその日の旬の食材を直接仕入れています


また、お客様に旬の食材や地元の食材をさらに愉しんでいただけますよう、食材の知識を深め、食材を生かした調理をし、お客様へ食材の魅力を伝えることを、仕入れ・調理・接客の各部署で徹底いたしました。切り替え当初は各部署とも月ごとに変わる食材に慣れない部分もありましたが、都度検証を重ね、現在では有難いことに多くのお客様から夕食に関するお褒めの声をいただいております。

「山口県の食材の美味しさを感じてもらいたい」と語る料理長


そのほか、朝食ビュッフェも「量よりも質重視」「手作り感と地元感」をテーマに、変革を進めました。地元産の野菜を朝食のビュッフェ会場でもお愉しみいただけますようサラダコーナーを充実し、より魅力が届くようレイアウトを変更しました。同じくビュッフェ会場のベーカリーコーナーでは、毎朝、自家製の焼き立てパンをご用意。お好みの味と選ぶ楽しさも感じていただけるように、コーナーには10種類以上のパンを揃えております。また、和食コーナーでは、アオリイカの団子、聖護院大根と大内揚げの焚物、長門はなっこりーの浸しなど、旬の味もお愉しみいただけます。

ビュッフェ会場には毎朝新鮮な野菜が並びます

シェフが焼き上げる自家製パン


お客様からの声を大切に、「帰りたい」と思っていただける場所を目指す

オープン初日の新客室の予約は、8割が当館を以前にご利用いただいたことのあるリピーターのお客様でした。ご宿泊される前から楽しみにしているといったお声も伺っておりましたので、新客室に対する高い期待が感じられ普段と異なる緊張感がありましたが、万全な体制で臨んだ結果お客様からもご満足と嬉しいお声をいただくことができました。一方で備品の細かな配置など、私たちが気付くことのできなかった部分でお客様から改善希望のお声もあり、オープンからしばらくはアンケートやお客様の実際のお声を特に注視し、検証と改善に努めました。

四季折々の風を感じながら温泉をお愉しみいただけます

当館では、お客様にとっての「こころの場所」を目指し、日々お迎えいたしております。「こころの場所」とは、お客様が「また来たい」、「帰りたい」と思っていただける大切な場所のことです。お客様には記念日などの特別な日のご利用のみならず、別荘にご滞在するような感覚でご利用いただきたいと考えております。当館は大旅館カテゴリーに属しますが、一人ひとりを大切にする小宿のようなおもてなしの実現を目指すとともに、これからも、移り行くニーズを見据え、守るべき日本旅館の文化技術とパートナー様との繋がりを大切にしながら、新しい時代とともに、大谷山荘の旅館文化を育んでまいります。

山口県最古の温泉地、長門湯本温泉とともに旅館を楽しんでほしい

約600年の歴史を持つ長門湯本温泉。緑豊かな山々と清く澄んだ音信川のある、山口県最古の温泉地です。当館が大切にしている「自然」に深く関わっているこの温泉地について、最後にご紹介いたします。

当館では長門湯本温泉のまちづくりにも取り組んでおります。その一環として、清流音信川のそばに川床を整備。3月から10月の気候の良い季節には、自家製パンを使用したパンセットやシェフが手掛けるクラブハウスサンドを、川床で味わえる「川床プラン」をご案内しております。開放的な川床では、四季が見せる色鮮やかな木々や川のせせらぎ、鳥のさえずりなど日常から離れたひとときをお過ごしいただけます。川床からは温泉街まで続く遊歩道もございますので、温泉街のご散策と併せて長門湯本温泉をお愉しみくださいませ。


泉源の岩盤から湧出される温泉


また、長門湯本温泉には古くから人々に親しまれている立ち寄り湯「恩湯」があります。その泉質は、アルカリ性単純温泉(PH9.62)。まるで化粧水のような、すべすべした肌触りのお湯が特徴です。長門湯本温泉街のシンボルであった恩湯は、周辺の温泉街のハード整備とともに2020年にリニューアル。より地域に根ざした、立ち寄り湯に生まれ変わりました。施設は泉源の真上に立っており、入浴時には岩盤からの湧き出るお湯をご覧いただくことができます。源泉温度は39度。そして、浴槽の温度は36〜38度。体温に近い「ぬる湯」にゆっくりと浸かることで、体の芯から温まることができます。

その恩湯で、一番風呂の貸切入浴の受付が開始されました。ご家族やご友人と気兼ねなくご利用いただける貸切入浴は、1組につき60分、事前のご予約でご案内いたしております。ご滞在中のリフレッシュに、ご利用くださいませ。

[一番風呂貸切入浴の詳細]

ご利用時間:午前8:40〜午前9:40 ※事前予約制

ご利用人数:1組につき最大6名様まで(お子様含む)。1日2組限定。

ご利用料金:1組につき30,000円(税込)

当館にご宿泊のお客様は、当館から恩湯まで送迎いたします。

ご利用の際は恩湯の利用規約をご確認くださいませ。

恩湯公式HP:https://onto.jp/

そのほか長門湯本温泉では、自然と地の食、地の文化をお愉しみいただけるイベントが、季節に合わせて企画されております。この冬には、2024年1月26日(金)から3月3日(日)の期間で「うたあかり」が開催されます。「うたあかり」は、長門市出身の童謡詩人である金子みすゞさんの詩をテーマにした灯りのイベントです。温泉街を舞台に、金子みすゞさんの詩に関する灯りのモチーフが色とりどりに飾られており、詩のナレーションと音楽に合わせていくつもの影絵が躍る「幻燈輪舞(げんとうろんど)」エリアをはじめ、計9エリアで様々な光の演出をお愉しみいただけます。当館では、夜のそぞろ歩きにオリジナル提灯のお貸出しをいたしております。ぜひ、長門湯本温泉の冬の旅の思い出に、お出かけくださいませ。

[「音信川うたあかり2024」イベント詳細]

開催期間・・・2024年1月26日(金)〜3月3日(日)

点灯時間・・・日没〜22時まで

開催場所・・・長門湯本温泉

駐車場・・・長門湯本温泉駐車場(有料)

最後に

日々、お客様より、いろいろなお声が寄せられます。時代の根本的なニーズとして、自然の中で、温泉に入り、体を休め、美味しいものを食べたい。活力を養いたい。人の温かみを感じたい。人とのつながりを大切にしたい。そのような思いが伝わってきます。

お客様、ひとりひとり、贅沢さも、感じ方もそれぞれ異なりますが、共通して言えますことは、すべて「人」が介している、ということです。お客様は、あらゆるサービスの背後に裏打ちされた「人の温かみ」を求められています。

大切な人との思い出の場所として、選ばれる場所でありたいと思います。私達の仕事は、お客様に寄り添い、喜びをともにすることです。大谷山荘は、そのようなお客様の「こころの場所」でありたいと思います。

山口県 長門市 深川湯本2208番地。

この場所も地球の一部です。この場所を磨けば、この場所をめがけて、世界中よりお客様がお見えになられます。変化を楽しみ挑戦していく。「新しい旅館文化」を創造し、お客様、社員、パートナー、地域の皆様とともに、生涯にわたる豊かな関係性を築いていくことが、この場所に根ざした大谷山荘の企業としての役割だと考えております。

大谷山荘公式URL:https://otanisanso.co.jp/lp/

会社概要

会社名:株式会社 大谷山荘

代表取締役社長:大谷 和弘

創業:1881年(明治14年)

法人設立:1954年(昭和29年)

客室数:116室(内、別邸音信18室)

本社所在地:〒759-4103 山口県長門市深川湯本字平町2208番地

TEL(代表):0837-25-3221

TEL(予約専用):0837-25-3300

(9:00〜17:00)

FAX:0837-25-3434

公式HP:https://otanisanso.co.jp/


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