誰でも簡単に美しいレジンの輝きと物づくりを楽しんでほしい。レジンクラフトに最適な「タフレクトモールドTM」の開発ストーリー

2023年12月27日（水）10時30分　PR TIMES STORY

株式会社パジコ（東京都渋谷区）は、粘土やUV-LEDレジンなどの開発・製造・販売を行うメーカーです。1957年に前身である『木村図案社』を開業。始まりはパッケージデザインの会社でした。その後、1968年に新しいパッケージの形として紙粘土を開発し、1969年に現在の『株式会社パジコ』を設立。設立から現在に至るまで『創造の歓びをすべての人へ』という企業理念のもと、粘土やレジンなどの開発・製造・販売を行なっています。

2023年11月、レジンの新しいモールド『タフレクトモールド™』が誕生しました。

パジコがレジンのモールド用の原料として新たに開発した『タフレクト™』で成形したモールドです。

※『タフレクト™』及び『タフレクトモールド™』は商標登録出願中です。

商品ページ：https://www.padico.co.jp/products/new2023nov/item02/

タフレクトモールド™の第一弾は「鉱物」のモールド。

アクセサリー制作に最適な小さめのサイズです。モールドは、［鉱物A］〜［鉱物D］の4種類。各モールドにつき3種類の異なる形の鉱物が作れる仕様です。コーティング無しで、誰でも簡単に美しく輝くレジン作品が作れます。

タフレクトモールド™5つの特長

①レジンがコーティングしたように美しい輝きになります。

②レジンによる硬化熱に強い。

③劣化を軽減。耐久性も大幅アップ。

④最新技術の導入により、複雑でリアルな形の再現が可能に。

⑤シリコーン製よりもゴミが付きにくい。

UV-LEDレジンとモールドについて

ハンドメイド業界で多くの人々に愛用されているUV-LEDレジン。

UV-LEDレジンとは、透明な樹脂（レジン）の液体で、UVライトやLEDライトや太陽光などにあてることで硬化します。アクセサリーの制作等によく使用されています。このUV-LEDレジンでアクセサリーを作る際に必要になるアイテムが「モールド(抜型)」です。モールドにUV-LEDレジンを注ぎ、ライトを照射して硬化させることで、透明のパーツを数分で作ることができます。モールドは、ハートや星などの定番の形をはじめとした、ありとあらゆるデザイン・形のものが何千種類と販売されています。そのほとんどが「シリコーン」で作られています。

耐熱性を追求！新・樹脂素材『タフレクト™』の開発

弊社が従来より販売しているソフトモールドは、ポリプロピレン製です。シワなく綺麗なレジン作品が作れる一方で、耐熱性や劣化に課題がありました。

「UV-LEDレジンのモールドにおいて、より良い樹脂素材はないだろうか？」

弊社は、粘土やUV-LEDレジンの開発・製造・販売を行なっておりますが、樹脂素材の取り扱いや開発に関してはまったくの異分野でした。しかし、「レジンに最適なモールドを作りたい」という開発チームの想いは強く、樹脂素材の開発に向けて試行錯誤を重ねる日々が始まりました。

「自分たちでやれるだけやってみよう！」

樹脂の柔らかさや透明度は維持しつつ、100℃以上の耐熱性を持たせるような樹脂素材を目標に、研究を重ねました。

研究の過程で、私たちの想いに共感してくれた樹脂素材のスペシャリストと出会いました。その出会いが大きな突破口となり、私たちが求める樹脂素材がだんだんと形になっていきました。

樹脂素材のスペシャリストと開発チームによる数年に渡る研究、試行錯誤の末についに私たちは新しい樹脂素材の開発に成功したのです。

開発した樹脂素材は、『タフレクト™』と名付けました。

『TAF = 強く』と『RECT ＝正しく（真っ直ぐ）』の造語です。そして、その先にある『美しく』への願いを込めています。

「タフレクト™で成形したモールドで、お客様に美しく素敵な作品を仕上げていただきたい。」

開発チームの強い想いが新・樹脂素材『タフレクト™』の開発へ繋がりました。

レジンに最適なモールドを、ベテラン金型職人と試行錯誤

『タフレクト™』開発の次に、レジンにとって最適なモールドを作るための試行錯誤が始まりました。

ここでとても重要なのがモールドを製造する原型となる「金型」の品質です。この品質向上に大きく貢献して頂いたのが金型と成形を担う職人たちです。この道30年のベテラン金型職人との出会いが「レジンに最適なモールド」への大きな一歩となりました。美しいレジン作品の品質には一切の妥協は許されません。金型職人の繊細な手作業による金型の修正・調整・試作を何度も繰り返しました。

開発チームのスタッフは、出来上がった試作品のモールドにレジンを流して硬化後の仕上がり状態を確認したり、モールドの耐久性を調べるために同じモールドで数百個以上もレジン硬化物を抜くなど、モールドのクオリティを追求し続けました。

失敗を繰り返し、改良を続けた結果、ついに私たちが求めていた「レジンに最適なモールド」が完成しました。

美しさ・耐久性・リーズナブルな価格を実現した『タフレクトモールド™』

これまでにない「美しい輝きのある作品」に仕上がり、かつ耐久性も兼ね備えたまったく新しいモールド、それが『タフレクトモールド™』です。

従来のソフトモールドでのデメリットを元に、耐熱温度をアップ。耐熱温度は最大100~120℃になりました。レジン硬化時の反応熱による樹脂の軟化（白化）を抑え、レジン硬化物を取り出す際のモールドの劣化を軽減。耐久性も大幅にアップしました。

特筆すべき点として、パジコがレジンで培ってきた独自研究により、シリコーン以外の樹脂では不可能だったアンダー部分がある金型でも、インジェクションによる成形ができるようになりました。

そのほか、シリコーン製のモールドに比べ、金型などのコストや成形時間などを大幅に抑え、生産効率を高めることで、購入しやすい価格を実現しました。

また、金型の設計に最新技術を取り入れたことにより、原型に近い形状の金型制作ができ、より複雑かつリアルな形状をモールドで再現することが可能になりました。

この商品は、弊社商品開発チームの努力と、クリエイターの発想、樹脂・金型成形職人の技術が交わって完成に漕ぎつけた、最後まで商品化を諦めなかった「想いの賜物」です。

社内デザイナーによるパッケージへのこだわり

美しい輝きのレジン作品ができるモールドであるが故にクリア感のある鉱物の撮影には苦労しました。しかし鉱物の形をきちんと伝えるために、画像処理を丁寧に行い、ほぼ原寸で正確な形をパッケージ右下に掲載しております。

また、パッケージ上部にはアクセサリーに加工した見本の写真を載せて、お客様が作品イメージを想像できるようにしました。

「誕生石カラー」×「鉱物モールド」で本物の誕生石のようなアクセサリーを楽しめる『宝石の雫バースストーンカラーセット』も販売

同時発売のレジン用着色剤『宝石の雫バースストーンカラーセット』は、12ヶ月の誕生石カラーをリアルに再現した商品です。1月〜6月、7月〜12月の誕生石カラーの各6色のセット商品です。この着色剤でレジンを着色し、『タフレクトモールド™️』を使用すれば、レジンで本物のような誕生石アクセサリーをお手軽にお楽しみいただくことができます。

商品ページ：https://www.padico.co.jp/products/new2023nov/item01/

ユーザーにとってより使いやすく、アイデアが広がる商品を開発し続ける

パジコでは、レジンクラフトのユーザーの方々に向けて、「より使いやすく、よりアイデアが広がる、よりお求めやすいMADE IN JAPAN」をモットーに日々新商品を開発しております。今回開発した『タフレクトモールド™』のように、素材から開発することで国内生産でも、安く、安心で、クオリティにもこだわれる、ユーザーの皆様に本当に欲しいと思っていただける商品をこれからも開発してまいります。