フジ“やり直し”会見ポイント、日本ガバナンス研究学会理事「日枝さんを含めて経営陣の刷新をいえるか」
2025年1月27日(月)11時53分 スポーツニッポン
企業不正に関する多くの調査報告に関与し日本ガバナンス研究学会理事でもある東京霞ケ関法律事務所の遠藤元一弁護士が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。中居正広氏(52)の女性トラブルで社員の関与が報じられている同局が同日にあらためて開く記者会見について言及した。
同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。
会見には嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長のほか、親会社のフジ・メディア・ホールディングス金光修会長も出席予定。しかし、社長、会長を歴任し、同局の役員を40年以上務める日枝久取締役相談役は、同局労働組合の要請にも出席者の中には名を連ねていない。
MCの谷原章介が「きょうの会見、フジテレビ再建のために必要なもの、何だと思われますか?」と聞くと、遠藤氏は、「今の経営陣を刷新してどういう方向に向いていくのかということを全員で考えて、その結論をいつの時期、こういった形で退任する、日枝さんを含めて刷新するんだということを言えるかどうか、ここにポイントがあると思います」と自身の見解を述べた。