“宝物”が詰まった冷蔵庫を捨てないでほしい小5男児、買い替えたい母親 両者の望みを叶えた方法は

2025年1月28日(火)18時0分 ABEMA TIMES

 『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が1月24日に放送され、「宝物を残したい」という子どもの依頼を調査した。

【映像】男児の“宝物”が詰まった冷蔵庫

 視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「思い出の冷蔵庫を捨てないで」は、大阪府の小学5年生の男の子(11)から寄せられた次のような依頼だ。

『僕の宝物を守ってください。母が、うちの冷蔵庫を新しい物に買い替えたいと、ずっと言っています。ですが、僕は反対しています。理由は、冷蔵庫の扉です。僕が生まれる前からある冷蔵庫…その扉に僕はいろんなシールを貼ってきました。小さい頃から貼り続けたシールには、たくさんの思い出が詰まっています。そんな思い出のシールたちがなくなってしまうのは嫌です。母が「ナイトスクープに送って、採用されなかったらもう諦めなさい」と言ったので、依頼しました。採用されるよう祈っています。どうか助けてください』

 依頼者が5歳から貼り始めたという冷蔵庫の扉は、シールだらけ。勉強で疲れた時に見て癒やされているそうで、「シールが残ってくれれば、冷蔵庫はどうでもいい」と言う。

 一方の母親に聞くと、形式が古いこと、息子が成長して食べる量が増えていることから、2年前から買い換えたいと思っているそうだ。なお、すでに新しい冷蔵庫の代金も用意しており、準備は万端。

 そこで、「新しい冷蔵庫に買い換える」「新しい冷蔵庫にシールは貼らない」「依頼者のシールへの思いは尊重する」という、2人が納得する方法を探ることに。

 まずは、冷蔵庫の扉を外して古道具や金物などを扱うショップへ。場所をとらないよう「表面をスライスする」という案を考えていたが、これができることがわかり、扉の処置もお任せする。一方、家電量販店では、すでに母親が値段交渉も済ませていた冷蔵庫を購入した。

 家に届いた実物に母親は歓喜の声をあげるが、麒麟の田村裕探偵は一言「お母さんの要望は叶ったので、次は依頼者の番やな」。依頼したお店が届けてくれたのは、ただ扉を薄く切っただけのものではなかった。なんと、シールを鉄板ごと一つひとつ細かく切り分け、それぞれに何度も貼り直せるテープを付けてくれていたのだ。

 これには依頼者だけでなく母親も大喜びで、「剥がれるってわかってたら、けっこう楽しいですね(笑)」と、シールを貼り付けながらコメント。満足度を聞かれた依頼者も、満面の笑みでカメラにピースサインを送っていた。

ABEMA TIMES

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