元TBSアナ・高野貴裕氏 都議選出馬発表 本紙取材に明かした 妻・星野真里、長女の反応は...
2025年2月3日(月)14時1分 スポーツニッポン
元TBSアナウンサーの高野貴裕氏(45)が6月22日投開票の東京都議選に立候補することが3日、明らかになった。都民ファーストの会が世田谷区選挙区の公認予定候補として発表した。
高野氏はスポニチアネックスの取材に「誰もが自分らしく生きられる共生社会、すべての人が支え合い、笑顔で生きられる社会を目指して、そんな未来を作るために決意しました」と出馬を決意した思いを語った。
妻は女優の星野真里(43)。夫妻は昨年9月、長女が難病「先天性ミオパチー」を患っていることを公表。長女名義のインスタグラムのアカウントを開設し、車椅子ユーザーの小学生の生活を写真をまじえて日々報告。当事者だからこその視点と明るい家族の会話があふれ、気付きがあると好評だ。
星野に出馬の決意を伝えると「向いていると思う。頑張って」と言われ、長女からも「応援するね」とエールを送られたという。
高野氏はこの日、インスタグラムを開設。出馬に至った経緯を記し「きれいごとに聞こえるかもしれませんが、まずは勇気を持って一歩を踏み出さなければ何も変わりません。志を同じくする仲間とともに、この世田谷区から都政に挑戦します」とつづった。
▽高野氏コメント全文
このたび、#都民ファーストの会の都政改革委員に就任しました。緑豊かな住宅街と賑わいある商店街が混ざりあう#世田谷区で活動していくこととなりました。
TBSで#アナウンサーとして約20年活動してきました。もしかしたら、テレビで観てくださっていた方もいらっしゃるかもしれません。また、「サステナビリティ創造センターCSR推進室」で2年間にわたって社会貢献事業に携わってきました。
その傍ら、社会福祉士という国家資格を取得しました。私には9歳になる娘、#先天性ミオパチーという国指定難病の医療的ケア児がいます。
愛するわが子を育てるなかで、何度も福祉と向き合ってきました。
医療的ケアや就学、地域からのサポートなど、共生社会の様々な資源に何度も助けられてきました。心から感謝しています。
しかし、同時に当事者だからこそ、「もっとこうしたら多くの人が救われるのに」と感じる場面もありました。
まだまだ課題の多いバリアフリー。障がいのある子どもの教育。複雑で難しい医療制度。介護する家族をサポートする体制。課題を挙げたらキリがありません。
こうした課題に当事者として真正面から取り組み、少しでも改善していくことで、東京の福祉をよりよいものにしていきたいと思ってます。
「誰もが自分らしく生きられる共生社会」を目指して
共に暮らし、共に生きる。そんな街を、そんな未来を作るために、私は決意しました。
どんな小さな声でもかまいません。私に教えてください。福祉のこと、教育のこと、あなたの困っていること。一人ひとりの声に耳を傾け、必要な支援を形にしていきたいです。
すべての人が支え合い、笑顔で生きられる社会を目指して。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、まずは勇気を持って一歩を踏み出さなければ何も変わりません。志を同じくする仲間とともに、この世田谷区から都政に挑戦します。
これからみなさんのもとへ参ります。ぜひ声をかけてやってください!