【シネマカフェ的海外ドラマvol.375】いま観たいのは、ピュアティモシー or ダークティモシー?

2018年2月14日(水)18時58分 シネマカフェ

ティモシー・シャラメ-(C)Getty Images

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いま最も注目を集める若手俳優となったティモシー・シャラメ。同性に恋するティーンエイジャーの痛みときらめきを描いた『君の名前で僕を呼んで』では、アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。同作共々アカデミー賞作品賞候補となった『レディ・バード』でも、ヒロインの女子高生が恋に落ちるクールな男子を演じ、圧倒的な存在感を放っています。そんなティモシーですが、海外ドラマでも現在の快進撃を予感させる片鱗を見せていたことをご存じでしょうか? 今回は“ティモシー・シャラメ全力応援企画”として、海外ドラマでの彼の活躍に迫ります。

注目すべきはこの2本!「ロイヤル・ペインズ」「HOMELAND/ホームランド」


ティモシー・シャラメ出演ドラマとして注目すべきは、シーズン3の終盤からシーズン4の冒頭にかけて出演した「ロイヤル・ペインズ〜救命医ハンク〜」と、シーズン2に出演した「HOMELAND/ホームランド」です。前者には主要登場人物である美人病院長の甥ルーク役で、後者にはアメリカ合衆国副大統領の息子フィン・ウォルデン役で登場しました。

キュートであどけない表情がチャーミング「ロイヤル・ペインズ」


敏腕医師ハンクが活躍する「ロイヤル・ペインズ」でのティモシーは、とにかくキュート。5〜6年前の出演作だけに、あどけない表情がチャーミングです。ドラマの中のルークは学生の設定ですが、サーフィン教室でバイトをするサーファー男子だったり、チェス・キャンプに参加するチェスの名手だったり。わずか4話の出演ながら様々な顔を見せています。特にオススメは、陽気で快活なルークが変調をきたすシーズン4の第2話。チェス・キャンプから帰ってきたルークは人が変わったように虚ろで、ついには錯乱状態を起こしてしまい…。いったい彼に何があったのか? このあたりの変化はさすがティモシー、お見事です。



ちょっとダークで、繊細なセレブ男子「HOMELAND/ホームランド」


一方、「HOMELAND/ホームランド」も出演時期は「ロイヤル・ペインズ」とさほど変わりませんが、こちらの方がより、現在のティモシーに近い香りを感じられるでしょう。CIAエージェントのキャリーがテロの阻止に奔走する「HOMELAND/ホームランド」のシーズン2では、ティモシー演じるフィンの父親にして、現職の副大統領であるウォルデンが次期大統領に最も近い存在。そのため、高校生のフィンにも様々なプレッシャーがかかってきます。しかも、父ウォルデンは米国を狙うテロ計画の元凶を作った人物のようで…。

複雑な状況の中、フィンは副大統領の息子というセレブライフを満喫したり、女の子と恋に落ちたり、セレブゆえの傲慢さから取り返しのつかないことをしでかしてしまったり。根はいい子ではあるもののちょっとダークで、繊細で、だからこそとてつもなく魅力的にも見えるセレブ男子役は、ティモシーの十八番と言える役柄かもしれません。



ちなみに、あえてカテゴライズするならば、『君の名前で僕を呼んで』の純情ティモシーを楽しみにしている方には「ロイヤル・ペインズ」、『レディ・バード』の黒ティモシーを楽しみにしている方には「HOMELAND/ホームランド」を推奨。本当は、どちらもチェックしていただきたいところですけど!

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