MOROHA アフロ、“ほやマン”スーツで新人賞スピーチ 杉咲花&広瀬すずも興味津々

2024年2月14日(水)21時9分 マイナビニュース

「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。
○■スポニチグランプリ新人賞に輝いたアフロ
映画『さよなら ほやマン』に主演し、豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラを演じたMOROHAのアフロは、スポニチグランプリ新人賞に輝いた。“ほやマン”の姿で登場すると、場内は騒然。「レッドカーペットのお化けみたいな格好で出てきてすみません。ちょっとでも賑やかになればいいなと思い」と弁解しながら、「制作陣の魂が乗っかったこのスーツでこの場所に立てていることを非常に嬉しく思っております」と喜びを表した。
「映画というものに初めて触れたんですけれども、情熱の賜物だなと素直に思いました、その情熱に賞をいただけたんだと思っております」というアフロ。同作の庄司輝秋監督は「この人のエネルギーは特別なものがあるなと思っていて、そのエネルギーがこの映画の魂だったなと思ってるので、すごくうれしく思います」と受賞を喜ぶ。
さらに監督は「『新人賞って一生に1回しか獲れないと思うから、ほやマンスーツじゃなくていいんじゃない』と言ったんですけど、どうしてもこれで出たいと。この映画がまだまだなかなか知られていないから、この格好で1人でも多くの方に伝えたいという、もがきのようなものがすごくあって、そのもがきはこの作品の一つのテーマなので、そういうことを恥ずかしげなく堂々とやるこの人の魅力というものもこの映画に必要だと思った」と、主演のアフロに太鼓判。
今後の俳優活動について聞かれると、アフロは「仕事をいただければありがたいなと思うんですけれども、自分はやっぱりミュージシャンが基礎にあって、そこでの輝きを見て、監督がお話をくださったと思っているので。音楽を一生懸命頑張って、この情熱が必要だなと思っている方が現れてくださったら、一緒に何か作れたら嬉しいなと思っております」と謙虚な姿勢。「こんなに誰かのおかげと思いながら仕事できることがなかったので、すごく充実した体験でした」と映画出演を楽しんでいたようだった。
フォトセッションでは、受賞者陣が全員登場。女優助演賞の広瀬すず、女優主演賞の杉咲花も、アフロのほやマンスーツに興味津々の様子だった。
○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果
日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)
日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)
外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)
男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』
女優主演賞:杉咲花『市子』
男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』
女優助演賞:広瀬すず『キリエのうた』
スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』
スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』
監督賞:石井裕也『月』
脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』
撮影賞:鎌苅洋一『月』
美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』
音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』
録音賞:志満順一『せかいのおきく』
アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)
大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)
ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(萩原利久、八木勇征)
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)
田中絹代賞:薬師丸ひろ子
特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)

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