監督Sia「本当に感謝している」素顔のインタビュー到着『ライフ・ウィズ・ミュージック』
2022年2月24日(木)21時0分 シネマカフェ
解禁されたインタビューでは、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”であるSiaが、アーティストとしてではなく、映画監督Siaとして素顔を明かしており、キャスティング時の話やミュージックというキャラクターの源となった少年との出会い、そしてキャストやスタッフへの想いを語った非常に貴重な映像となっている。
映画を作ろうと思い立つまでに15年も掛かってしまったというSiaは、様々な問題を抱えて生きる人々を陰日向になって助けたい、希望を与えたいという強い想いから本作の製作をスタートさせた。「私にわかっていたのは、このまま映画にしないでいたら煮え切らないまま死んじゃうぞってこと。映画監督になりたいわけじゃないし、もう映画を作る予定もない。私はこの映画が作りたかったのです」とその意思は固く、揺るがなかった。
そんな作品への出演オファーを一番にしたのは、「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露して話題を呼んだマディ・ジーグラーだった。そして主人公ズー役のケイト・ハドソンと隣人・エボ役のレスリー・オドム・Jr.は、SNSを駆使し独自の方法でキャスティング。
また、マディが演じたイマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックのモデルとなった少年とのエピソードも明かしている。
音楽業界ではヒットメーカーであるSiaであっても映画は一筋縄ではいかなかったようで、「すごく怖かった。初めての試練のようなものだった」とその胸の内を吐露。「私が今までやってきた中で最高の仕事だった。一番大変だったし、一番有意義で、一番難しかった」と語り、支えてくれたキャストやスタッフに対して「この夢を実現するのを手伝ってくれて本当に感謝している」と声を震わせ、感極まり言葉を詰まらせながらも告白している。
併せて、本作にSiaが本人役としてカメオ出演していることが明らかに。ズー役のケイトとの共演を果たしている。
『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。