Koki,主演『女神降臨』、プロデューサーが明かす「愛され型の座長力」「すっぴん姿秘話」

2025年3月1日(土)12時0分 クランクイン!

韓国発の大ヒットWEBマンガを2部作で映画化する『女神降臨』(『女神降臨 Before 高校デビュー編』『女神降臨 After プロポーズ編』)で、主演を務めるKoki, がラブコメディに初挑戦。衝撃の“すっぴん姿”を全力で披露しながら、ひたむきに恋と夢に向き合う主人公を生き生きと演じている。クランクイン!では、本作の撮影現場に潜入。Koki,と、共演者の渡邊圭祐、綱啓永が顔を揃えて、息ぴったりに撮影に臨む様子を目撃すると共に、プロデューサーにインタビューを敢行し、Koki,の座長力や、劇中で見せる“すっぴん姿”の秘話、キャラクターへのハマり具合について語ってもらった。

◆Koki,&渡邊圭祐&綱啓永が『女神降臨』の世界に飛び込む!



 原作は、2018年から「LINEマンガ」で連載され、46ヵ月連続で読者数ランキング1位を獲得、さらに2021年間ランキング(女性編)第1位に輝いた、韓国発の大ヒットWEBマンガ『女神降臨』。地味で冴えない容姿から学校でいじめられていた主人公の麗奈(Koki,)が、メイクと運命的な出会いを果たし、誰もが振り向く“女神”へと大変身。転校先で新たな学校生活をスタートさせるが、同じクラスの男子・俊(渡邊)にすっぴんの秘密を見抜かれ、予想だにしない波乱の展開が巻き起こっていく。映画では、本編全223話の長期連載された原作をベースに、日本オリジナルの要素を入れ、メイクで人生を切り開いた麗奈が高校生から大人になるまでの9年間の物語を2部構成の壮大なスケールで描き切る。

 見学に訪れたのは、千葉県にある学校で行われた麗奈たちの学園シーン。ゼロからメイクを学ぶ努力を重ねて、キラキラの女神姿で高校生活を送る麗奈だが、あるアクシデントから俊にすっぴん姿を見られてしまう。学校の屋上では、麗奈が「私のすっぴん、誰にも言わないで!」と俊にお願いするシーンの撮影が進められていた。必死な麗奈に対して、学園内で“氷の王子”と呼ばれる俊は「なんでもしてくれるんだ」と意地悪な一言をお見舞い。そんな2人の様子を偶然に目撃してしまったのが、綱が演じる五十嵐悠で、これから3人の関係性がどのように動いていくのか期待に胸が膨らむようなシーンだ。

 メガホンを取るのは、映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』などを手がけてきた星野和成監督。星野監督による演出に、Koki,は「わかりました!」と気持ちのよい言葉を返し、打てば響くような芝居を見せていた。Koki,が常に監督だけでなくスタッフにも「ありがとうございます」と感謝していたのが印象的で、その誠実な姿勢に背中を押されるようにして現場自体の士気が高まっていく。気持ちのよい風が吹いているような現場をさらに和ませていたのが、渡邊と綱の笑顔だ。撮影の合間には渡邊が中心となって明るい笑い声を響かせ、3人で楽しそうに会話を繰り広げていた。

◆Koki,のキャスティングと“すっぴん姿”の秘話とは?「眉毛はボサボサ、猫背で…」


 古林茉莉プロデューサーは、原作に惹かれた理由について「メイクという手段によって、主人公が自己肯定感を手に入れていくところがとてもステキだなと思いました」とコメント。「『第30回フジテレビヤングシナリオ大賞』を史上最年少の14歳で受賞した、鈴木すみれさんに脚本を務めていただいています。お声がけしたのはまだ彼女が高校生の時でした。鈴木さんとは2年ほど打ち合わせを重ね、原作の面白さに加え、オリジナルの魅力もたくさん詰め込んでいただきました」と原作者のyaongyiも喜ぶ脚本を書き上げたのは現在20歳という最注目の脚本家だと明かし、「麗奈、俊、悠が夢を見つけ、成長していく姿を2部作で描いていきます。自分を認めることで、人生を前向きに生きていけるというお話にしたいというのがスタート地点でした」と意気込みを語る。

 見学した撮影現場からもKoki,の真摯な姿勢が感じられたが、古林Pは「まず人柄がすばらしい。毎日、明るく元気に挨拶をしてくれます」と切り出しつつ、「ひたむきさと諦めない気持ちのある方。監督とのコミュニケーションを大切にしていて、監督が『こうやってみよう』ということに対して120パーセントを出そうと向き合ってくれています。とにかく真面目で、現場の太陽のような存在です。スタッフ達もKoki,さんの頑張りを受けて、『この作品をKoki,さんの代表作にできるよう、私たちも頑張ろう』と思える。みんなが『彼女を光り輝かせたい』と思えるような、愛され型の座長」だとKoki,への賛辞が止まらず、そのすべてに「スター性を感じている」と熱を込める。

 本作の醍醐味となるのが、麗奈が見せる冴えない地味な“すっぴん姿”と、メイクで変身した“女神姿”のギャップだ。メイクのテクニックによってぐんぐんと美しくなっていく過程も興味深く、なによりKoki,が持ち前のオーラを封印して、ボサボサの眉や肌荒れの状態で登場する場面には驚くこと間違いなし。

 すっぴん姿のこだわりについて、古林Pは「クランクイン前から、ヘアメイクのチームと打ち合わせを重ねました。メイクによって肌荒れや赤み、眉毛が散らかっている状態を作っています」と紹介。「今回Koki,さんは、誰もが本来は見せたくないであろう姿にも、全力で向き合ってくださっています。Koki,さんがそこまで見せようとする気概が、本作の大きな力になっています。また“すっぴん姿”の麗奈は、Koki,さんご本人のスタイルの良さがまったくわからないような猫背をしていて、背中からも自信のなさや、彼女の悲しみが伝わるよう」と気合と表現力を称えつつ、「ずり落ちたメガネをあげる仕草や、家のソファーでポテトチップスを食べながら指をちょっとなめたりする様子など、Koki,さんの努力でものすごく共感できるシーンになっていて。モニター前でも笑いが起きています」とコメディエンヌぶりも炸裂しているというから、彼女の新境地をたっぷりと目にできる作品となりそうだ。

 一方の女神姿については、「原作から飛び出してきたようなビジュアルをされていて、Koki,さんの圧倒的なスタイルの良さ、ヘアスタイルなども含め、女神になる説得力があると思っていました」とキャスティングの段階から自信を持っていたと古林P。「ナチュラルで、健康な生活から生まれる美しさを持っている方」と目尻を下げながら、「Koki,さん主演で『女神降臨』をお届けできることが、本当にうれしいです」と太鼓判。外からだけでなく、周囲への感謝を忘れない内からの輝きもKoki,の美しさの秘密と言えそうだが、古林Pはいつも一生懸命な麗奈との相性も抜群だと自信をのぞかせていた。

◆渡邊圭祐と綱啓永もハマり役として登場!


 そんな麗奈を取り巻く、重要な人物となるのが俊と悠だ。渡邊は、学年1位の頭脳を持つ、クールで謎多き同級生・俊を演じる。現在31歳となった渡邊が高校生役にトライしているが、古林Pは「お顔立ちも美しく、原作のビジュアルとも重なります」とにっこり。「今回は、キャラクターたちの成長を長いストロークで描きたいという思いで、脚本開発をしてきました。学園もののラブストーリーだけではなく、夢を勝ち得ていくまでのストーリーを演じ切る上で、渡邊さんならば説得力を持って俊を演じていただけると思った」とキャスティングの理由を明かし、「渡邊さんは、目力のある俳優さんだと感じています。当初の俊はクールでありながらも、次第に麗奈に対して柔らかな表情を見せていくキャラクターです。目の表情を含め、俊の心の動きや変化を、渡邊さんがしっかりと演じてくださっている」と話す。

 そして麗奈に惹かれていくもう一人の男性で、歌手を目指している悠というキャラクターに扮した綱は、本作のために歌とギターを猛特訓したという。現場見学をした日は、文化祭で悠がライブを行うシーンも撮影されていたが、透明感と温かみのある悠の歌声に、観客となる学生役である200人ほどのエキストラもうっとりと酔いしれていた。古林Pは、「悠は活発な男の子。綱さんご自身もコミュニケーション能力が高く、周囲を巻き込んで笑顔にしていくような方で、悠役にぴったり」と惚れ惚れ。シルバーアクセサリーが似合う点も原作と本人が重なる部分だと続けながら、文化祭で歌う楽曲については「綱さんにデモテープをお渡ししたところ、400回くらい聴き込んだとおっしゃっていて」と驚きながら、「本当に真面目な方で、見えないところでギターと歌唱練習に励みながらも『楽しんでやっています』と言ってくださる」と感心しきりだった。

 撮影の合間には、Koki,、渡邊、綱の3人ともが「笑顔の絶えない現場。すごく楽しい雰囲気で進んでいます」と声を弾ませていた。Koki,は「なりたい自分になるのを諦めない」という麗奈のセリフが、とても心に響いているという。「麗奈は、人と関わることで新しい自分を知っていきます。私自身、渡邊さん、綱さんから学ぶことがたくさんあります。人と関わることで自分を知ったり、こういう人になりたいなという気持ちが湧いてくる部分は、私と麗奈で共通するところだなと感じています」と共演者とキャラクターに愛情を傾けていた。

 映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』は3月20日より、『女神降臨 After プロポーズ編』は5月1日より2部作連続公開。

※Koki,の「o」はマクロン付きが正式表記

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