鈴木おさむ、実写化で大事なのは“原作への愛”「原作者の方が面白がってくれることが大事」

2024年3月16日(土)17時48分 マイナビニュース

きょう16日に最終回が放送されるテレビ朝日系ドラマ『離婚しない男—サレ夫と悪嫁の騙し愛—』(23:00〜)の囲み取材会がこのほど、同局本社で行われ、脚本を担当した鈴木おさむ、主演・伊藤淳史篠田麻里子が登場した。
○■鈴木おさむ、漫画原作ドラマへの思い
取材会では、脚本を手掛けた鈴木氏に、今作のように漫画を原作としたドラマを作るにあたり、気をつけていることはあるかという質問が。鈴木氏は「まずは原作で自分が面白いと思ったところ、伝えたいところを大事にする。そして、原作に対しての愛情を持つ。かつ、プロデューサーを信じているので、プロデューサーに原作者と向き合ってもらって」と回答し、今作についても「結構変わっているところがあります。最終回も大きく変わってます。これは『こういう物語もいいんじゃないか』という僕なりの提案であって、違うと思うって言われたら変えるべきだし。だけど、『離婚しない男』という漫画から始まったこのドラマを、僕は『こうなっていたらドラマ版は面白いな』って思って書いたし、ドラマはこうだったけど、漫画も読んでみようと思わせる気持ちがすごく僕は大事だと思ってます」と熱弁。
そして「原作の作家さんが、途中まで見て『すごく面白いと言ってくれている』という言葉を信じてやりました。もちろん原作通りにやるドラマも素晴らしいと思うんですけど、原作を理解したうえで、原作はこう、ドラマはこうっていうパターンもあると思うし、そこから逃げちゃいけない」と語った。しかし最終的には「ドラマ版を原作者の方が面白がってくれることが大事」と原作者を一番尊重するべきだといい、「漫画原作のドラマは今色々言われてますけど、これが一つの成功例になれば。ドラマをきっかけにたくさん漫画が読まれると、僕らも幸せだなと思っています」と呼びかけた。
○■『離婚しない男』見逃し配信が絶好調
大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。今年3月31日をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作となっている。見逃し配信は、合計で2,700万回を突破している。
○■最終回1時間スペシャル あらすじ
岡谷渉(伊藤淳史)と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかしそこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに。そして渉と綾香の、心寧の親権をめぐる争いの行方は。

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