篠田麻里子、不倫妻役に「どう思われるだろう」と葛藤…当て書き台詞に涙あふれる

2024年3月16日(土)17時25分 マイナビニュース

きょう16日に最終回が放送されるテレビ朝日系ドラマ『離婚しない男—サレ夫と悪嫁の騙し愛—』(23:00〜)の囲み取材会がこのほど、同局本社で行われ、脚本を担当した鈴木おさむ、主演・伊藤淳史篠田麻里子が登場した。
○■篠田麻里子、不倫妻役演じた葛藤明かす
小池徹平演じるマサトと不倫する“悪嫁”の綾香役を演じた篠田。過激なベッドシーンや、伊藤淳史演じる夫・渉に冷たく振る舞う振り切った演技が大きな話題を呼んでいる。最初は第1話の台本が上がってきたといい、篠田は「最初に結構大胆なシーンがあるなと思ったんですけど、覚悟を決めてやろうと。そしたら、3・4話でも長いベッドシーンがあって、不安もあったし、葛藤もあったし、『どう思われるだろう』って思いました。でも、この役になりきって、やり切ろうと」と、綾香役を全うしようと心に決めたことが、大胆なシーンに挑むモチベーションになったと明かした。そして「ほぼほぼ一週間くらい裸だったときもあって」と笑いながら振り返り、「でも、女性の方がついていろんなケアをしてくださって、すごく支えてくださったので、ありがたかったです」と、安心して撮影に臨むことのできる環境だったと語った。
また、作品へ出演することの葛藤について「見え方、家族も子供もいるという葛藤もあったけど、チャレンジしてみたいという気持ち、おさむさんに名前を出してもらったありがたさもあって。この作品なら、『全力を出して作り上げられるんじゃないか』と思ったことが一歩踏み出そうと思ったきっかけだったなと思います」と、鈴木氏が名指しで篠田を綾香役にとオファーしたこと、鈴木氏のエンタメ性あふれる魅力的な台本が挑戦への大きなきっかけになったことを話した。そして「葛藤を乗り越えたときに、希望が見えてくるというか。見ている方もいろんな感情があると思うんですけど、誰かの何かのきっかけになればいいなという思いもありました」と呼びかけた。
○■最終回には、鈴木おさむ氏が篠田麻里子へ当て書きした台詞が
最終回には鈴木氏が「これがハマるのは篠田麻里子が演じる綾香しかいない。なかなかクレイジーですけど」と、篠田のために当て書きした台詞があったと明かし、篠田は「とても言えないって思うことがほかにもあったんです。でも、オブラートに包んで言うと、『人生って無駄なことってないんだな』って。今まで自分の体験してきたこと、出てくる感情、言葉に詰まるってこういうことなんだって体感したというか」と語り、最終回の台詞については「その台詞を言うときに、どうしても涙というか、感情があふれてしまって。でも、この台詞をいただいたときに、自分の中で一歩踏み出せたような感覚になりました」と語った。鈴木氏は「篠田さん、言うの嫌だろうなって思ったんですけど、この台詞を言うからリアルだし、届くものがあるって思っていて。これを乗り越えることに、このドラマをやった意味が一番あるんじゃないかって」と熱く語った。
篠田は「言葉よりも、涙が出てきちゃって、言葉にならないって本当にこういうことなんだなって。でもそれをちゃんとドラマとして伝えること、お芝居というよりも、綾香として生きることがすごく大事だなって思ったし、この台詞が一つの作品となった時に、 本当に一歩踏み出せたような感覚になりました」と語る。そのシーンをともに演じた伊藤は、「その台詞も含めて、そのシーンのために1話から8話までやってきたんだなって本当に思っていて。実際そのシーンを撮っていたときは、この作品が終わりを迎えるんだっていう、僕自身の感情と、役としての思いがすごく一致して、気持ちを過剰に入れることもせず、篠田さんの綾香を自然に受け止めるだけで、いいものにできたなって。それはもう台詞のおかげ」と、鈴木氏に感謝を伝えていた。
○■『離婚しない男』見逃し配信が絶好調
大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。今年3月31日をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作となっている。見逃し配信は、合計で2,700万回を突破している。
○■最終回1時間スペシャル あらすじ
岡谷渉(伊藤淳史)と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかしそこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに。そして渉と綾香の、心寧の親権をめぐる争いの行方は。

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