世界40言語・160万部超えのベストセラー映画化『ある一生』日本版ポスター

2024年3月20日(水)16時0分 シネマカフェ

『ある一生』©2023 EPO Film Wien/ TOBIS Filmproduktion München

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世界40言語で翻訳/160万部以上発行されたベストセラーの映画化『ある一生』が、7月12日(金)より全国順次公開、日本版ポスターが到着した。

1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは渓谷に住む、遠い親戚クランツシュトッカーの農場にやってきた。しかし、農場主にとって孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンルだけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガーを引き留めるものは何もなく、農場を出て日雇い労働者となる。

その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェーの建設作業員になると、最愛の人マリーと出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった…。

第二次世界大戦が勃発、エッガーも戦地に召集されたもののソ連軍の捕虜となり、何年も経ってからようやく谷に戻ることができた。そして時代は過ぎ、観光客で溢れた渓谷で、人生の終焉を迎えたエッガーは過去の出来事がフラッシュバックし、生涯を共にしたアルプスの光景を眼前に立ち尽くすーー。

原作はローベルト・ゼーターラーの同名小説(新潮クレスト・ブックス)。ブッカー賞最終候補にもなった作品で、“世紀の小説”“小さな文学の奇跡”などと評された原作を忠実に、かつ美しい情景と共に視覚的に見事に映画化。

激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガーの孤独な苦難の人生を描くが、その人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、エッガーは自分の人生を受け入れ、無骨に生き抜いていく。

主人公アンドレアス・エッガーを時代ごとに演じたのは、3人の俳優たち。青年期を新人のシュテファン・ゴルスキー、老齢期をアウグスト・ツィルナー、幼少期を新人のイヴァン・グスタフィクがそれぞれの年齢で説得力を持って演じた。

監督は、『ヒランクル』『アンネ・フランクの日記』のハンス・シュタインビッヒラー、脚本は『マーサの幸せレシピ』のウルリッヒ・リマーが手がけている。

『ある一生』は7月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。

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