加藤シゲアキ 小説家活動で「あまりにも申し訳ないっていう感覚があった」ワケ 新人賞受賞で自信に
2025年3月29日(土)16時22分 スポーツニッポン
「NEWS」の加藤シゲアキ(37)が28日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。小説での新人賞獲得への思いを明かした。
「NEWS」のメンバーとしてアイドル活動の傍ら、俳優、小説家としても幅広く活躍。小説家としては2012年1月で「ピンクとグレー」でデビュー。2020年発表の「オルタネート」は第164回直木賞ノミネート、第42回吉川英治文学新人賞を受賞するなど、高く評価された。
吉川英治文学新人賞を受賞した時の心境を聞かれ、「あれはうれしかったですね」と加藤。「やっぱりタレントだから、本出しているというふうに思われているし、自分でもそう思ってたんですよ。やっぱり小説出す一般的なプロセスって新人賞とか賞獲ってからスタートするんですけど、僕は獲っていないで横入りしたような感覚があった。そこの申し訳なさ、出版界とか小説界の棚を奪っている申し訳なさもあったから、早く新人賞なりをいただかなければ、続けている後ろ盾がないというか、あまりにも申し訳ないっていう感覚があった」と明かした。
受賞には「うちの会社の人たちはもう本当喜んでくれましたよね。直木賞候補に入ったのが最初のスタートだったので」とした。
MCの「Kis—My—Ft2」の藤ヶ谷太輔は「ピンクとグレー」の編集担当者を取材。「この本はNEWSのために書いたっていうのを言ってたのがすごく印象的に残っていると(言っていた)」と話すと、加藤は「抜けていったメンバー、華やかなメンバーから抜けていったんですよね、当時。なので、何がどうなるか分かんないけど小説家がいるグループだよねとかになったらNEWSのイメージが(変わる)。今まではグループに引っ張ってもらってたし。本当に一番後ろだと思ってましたね。気持ち的には前だと思いたいんですけど、やっぱり追いつかない感覚がすごいあって」と当時の心境を吐露した。