札幌vs甲府でハンドPK疑惑。2選手同時退場論やJ2にVAR導入求める声も
2025年3月31日(月)10時46分 FOOTBALL TRIBE

明治安田J2リーグ第7節の北海道コンサドーレ札幌対ヴァンフォーレ甲府が3月29日、札幌のホームである大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開催。MF高嶺朋樹、GK中野小次郎(いずれも札幌)、FW三平和司(甲府)の絡んだプレーにおける今村義朗主審のジャッジが物議を醸している。
0-1と札幌ビハインドで迎えた24分、MF平塚悠知(甲府)のフリーキックを中野がセーブ。こぼれ球に三平と高嶺が詰めたが、その際に両選手が激しく接触。その際、高嶺は右手でボールを掻き出しているように見えた。また、三平が高嶺との接触で倒れる際、中野の振り上げた左足が頭部付近に直撃。それでも主審の笛は鳴らず、プレー続行。ボールがラインを割ってプレーが止まると、ゴールマウス内で倒れていた三平は治療を受け、立ち上がっている。
この一連のプレーで、今村主審はハンドが無かったとして、甲府のコーナーキックで試合再開。中野と高嶺にカードを提示することもなかったが、ネット上では同主審のジャッジに対する異論は多いようだ。
Xでは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンを切り取った動画が拡散。高嶺のプレーについて、手の出し方が不自然であり、ハンドの反則を適用した上で甲府にPKを与えるのが適切との意見が相次いでいる。
また、中野の左足が三平に直撃したことについても、中野に対するイエローカード、レッドカードの提示が妥当との意見が。一部からは、高嶺と中野がいずれも退場処分を受けるべきといった主張や、J2リーグ戦でのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入を求める声も湧き起こっている。