山下良美主審担当の清水戦で…町田ゼルビア黒田剛監督の行為巡り物議
2025年5月12日(月)12時16分 FOOTBALL TRIBE

明治安田J1リーグ第16節の清水エスパルス対町田ゼルビアが、5月11日に開催。FW北川航也(清水)のゴール直後のキックオフ再開のタイミングを巡り、山下良美主審に対する疑問の声が相次ぐ一方で、試合終盤に見られた黒田剛監督(町田)の行為にも注目が集まっている。
町田は北川にPKを決められ、同点に追いつかれるも、その直後にDF林幸多郎のゴールで勝ち越し。2-1とリードで終盤を迎えたが、84分に自陣右サイドからのクロスに、FWドウグラス・タンキ(清水)に頭で合わせられ、同点ゴールを献上。2-2と引き分けに終わり、勝ち点2を落とす格好となった。
タンキのゴール直後、 黒田監督は不満げな表情を浮かべながら、ベンチのフレームを右手で思いきり叩いたが、Xではインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンのみを切り取った動画が拡散。物に当たる黒田監督の行為そのものに対して、否定的な意見が相次いでいる。
ただ一方で、試合終盤での失点であるだけに、黒田監督の気持ちを思いやるコメントも。同監督に対する批判への異論が相次いでいるほか、過度な批判と受け止める声も上がるなど、ファン・サポーター等の間で議論が白熱している。
2024シーズンほどではないが、町田所属選手や黒田監督等に対する攻撃的なコメントは依然として相次いでいる状況。クラブは2024年10月、誹謗中傷の投稿主等へ法的措置を講じる方針を打ち出している。Jリーグも2025シーズン開幕前、選手やスタッフ等を標的とした誹謗中傷や差別的言動を認めない姿勢を前面に押し出しているだけに、攻撃的なコメントは法的措置の対象となる可能性がある。