小泉進次郎氏「私は商品券はない。お土産はあります」 商品券問題、首相対応に疑問も「何度も言いますが」
2025年3月29日(土)21時17分 スポーツニッポン
自民党の小泉進次郎衆院議員(43)が29日、日本テレビ系情報番組「ウェークアップ」(土曜前8・00)の生放送にリモート出演。石破茂首相が新人議員15人に商品券10万円分を配布していた問題について言及した。
コメンテーターを務める元乃木坂46でタレントの山崎怜奈は「石破首相の“歴代首相の慣例です、昔からやってました、自分も受け取ったことがある”っていうのは正直理屈として通っていない。だから問題ないとは言えない」と首相の対応を批判し、「国民感情と大きく離れているからこそこうして報道されていると思うので、何かしらの前向きな結論が求められている」と持論。そして「小泉さん、今後どのように終着していくのか、お考えはありますか?」と質問した。
小泉氏は現在、党の政治改革本部の事務局長を務めている。「商品券問題で非常に残念なのは、今国会で議論している企業・団体献金を禁止すべきかどうかという議論とは直接関係はないんですね。だけど一連の政治とお金にまつわる問題だと捉えられてしまっている。やはり自民党は金権体質だよね、政治とカネについて国民感覚とは違うよねというところに、結果として不信感として向かっているところがある」と指摘した。
そして「体質、文化といわれるものをどのように変えていけるか。これから政治とカネ、企業・団体献金の問題の結論に向かって、我々が与野党とどのように一致点を見い出せるか、そこに答えを見いださないといけない」としつつ、「何度も言いますが、この問題でずっと議論をしていて日本の政治は良くならないし国民の信頼を回復することはできない。やはり政策、経済の課題にエネルギーを注いでいけるような環境を作らなければいけない」と持論。
これを受けて山崎は「ちなみに小泉さんは受け取ったり配ったりみたいな、石破さんが長年の習慣とおっしゃっていたことはご経験あるんですか?」とズバリ質問。
小泉氏は「私は商品券はないですね。お土産とかはそりゃありますよ」と即答。そして「ねぎらいたいという思いで石破総理はやられた。ねぎらいたいという気持ちは誰にもあると思うが、それが10万円の商品券かというのは国民の皆さんの誰からも理解されない。そういったことを当たり前にやってしまう自民党は変わらなきゃいけないということは自民党全体が受け止めなければいけない」と続けた。