新NISAを始める前に、しておくべきことは?口座開設で迷った時に選ぶべき証券会社3つ

2024年4月1日(月)12時30分 婦人公論.jp


ちーさん「ネット証券がおすすめです」(写真提供:Photo AC)

今年1月から新NISAがスタートし、投資に興味が出たものの、「何から始めていいのか」「本当に素人でも利益が出せるのか」と不安な方は多いはず。今回は、30代前半で3000万円の資産形成に成功し、「素人投資家」を自称しながらも、セミリタイア生活をしている元OLのちーさんに、iDeCoの活用法や投資の基本を教えていただきました。ちーさんいわく、「ネット証券がおすすめ」だそうで——。

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証券口座とクレジットカードを準備しよう


自分名義のお金さえ用意できれば、あとは同じく自分名義で証券口座を開いて、そこに入金すれば株式を購入することができます。

では、証券口座はどこで開設すればいいのか? といえば、ネット証券がおすすめです。

とは言ってもネット証券も今やたくさん存在しますよね?

そのためどこを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれませんが、これから開設を考えている方にはぜひ、「クレジットカード決済で投資信託の積立ができる」(以下、「クレカ積立」と表現)証券会社を選んでいただきたいと思います。

というのも、新NISAで積み立てをしつつ、ポイントがもらえちゃうからです。

ポイントが勝手にザクザク


通常は、投資信託を買う場合、証券口座に入金したお金が使われます。

しかし、クレジットカード決済の場合は、クレジットカードで決済された後、他の買い物分と合わせて指定している銀行口座から引き落としされます。

そしてそのときに利用額に応じてポイントが付与されるのですが、このポイントがなかなかバカにできないんですよね。

各証券会社指定のクレジットカードがないとできないため、少しハードルは高くなりますが、資産形成をしながらポイントが勝手にザクザクと貯まっていくため、これを機にぜひ利用してほしいなと思います。


『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。 お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』(著:アラサーdeリタイア管理人 ちー/かんき出版)

現在クレカ積立ができる証券会社は増えてはきていますが、今回はポイント還元率が0.5%以上のものに絞って下の表にまとめてみました。


証券会社×クレジットカードのポイント還元率<『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。 お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』より>

これはつまり、月5万円積み立てをするだけで月に250〜2500ポイントももらえちゃうってことです。これは利用しない手はないですよね。

ただし、それぞれ組み合わせや条件によってポイント数も変動するため、なかなか複雑になっているんです。

そのため、この中でもどれを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれませんが、証券会社の取扱商品の多さや手数料の安さ、ポイントのたまりやすさや使いやすさ、サイトやアプリの使いやすさなどを総合的に考えると、現時点で強いのはSBI証券と楽天証券です。

ただし、マネックス証券もポイントの還元率を考えると捨て難い……。

そのため、基本的にはこの3つのどれかを選んでおけば間違いありませんが、これから新規開設する方のために、どれを選ぶべきかについてさらに詳しく解説したいと思います。

あなたに最適なのは、3つの証券会社のうちどれ?


まず結論から言うと、年間100万円以上クレジットカードで買い物をする方は、

「SBI証券×三井住友カードゴールド(NL)」の組み合わせが現在は最強です。

それ以外の方の場合は、

・ 楽天経済圏で楽天ポイントをがっつり貯めている方…楽天証券×楽天ノーマルカード
・ シンプルに株式の積立と保有でのみポイントが欲しい方…マネックス証券×マネックスカード

となります。

というのも、現在それぞれの証券会社とカードの特徴は、下表のようになっているからです。決済時のポイントは見ての通り、マネックスカードの1.1%が一番高くなっています。

一方で、投資信託を保有していることでもらえる保有ポイントは商品ごとに細かく利率が設定されているため、非常にわかりにくくなっているんですよね。

カードごとの特徴


そして、今度はカードごとの特徴で見てみると、

[三井住友カードゴールド(NL)]
【年会費】5500円(税込)
【還元率】0.5%(一部対象店舗で最大7%)
ただし年間100万円以上の利用(クレカ決済分除く)で、
・翌年以降の年会費永年無料
・毎年1万ポイント還元

[マネックスカード]
【年会費】 初年度無料(次年度以降の年会費550円〈税込〉は年1回以上のクレジットカードの利用で無料)
【還元率】1%

[楽天ノーマルカード]
【年会費】永年無料
【還元率】1%

となっており、三井住友カードゴールド(NL)で年間100万円買い物した場合、「通常使用時の還元率1.5%」ということで、最強になるのです。

しかし、逆にこれが達成できないと一番損になってしまう可能性もあるため、実際に自分がどのくらいクレジットカードで買い物をするのか、事前によく確認しておいてくださいね。

そして、楽天カードとマネックスカードでは、楽天カードは、楽天経済圏をうまく活用すると総合的にはかなり効率的にポイントが貯められるため、楽天経済圏にいるか否かでどちらにするかを判断すればOKです。

ということで、まずは新NISAに向けて、
・証券口座の開設
・対象のクレジットカードの作成
は事前に済ませておきましょう。

ちなみに私はというと、「SBI証券×三井住友カードゴールド(NL)」「楽天証券×楽天ノーマルカード」の両方で、それぞれ月5万円ずつクレカ決済の積立をしてますよ! このように、両方活用するのももちろんアリ!

※本稿は、『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。 お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』(かんき出版)の一部を再編集したものであり、2023年11月時点の情報です。

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