映画『バブル』りりあ。起用理由が明らかに「もう一つの物語を音楽で進行する」

2022年4月3日(日)12時0分 シネマカフェ

『バブル』(C)2022「バブル」製作委員会

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日本が世界に誇るトップクラスのクリエイターが集結したオリジナルアニメ映画『バブル』のエンディングテーマ曲を担当するのは、ヒロイン・ウタの声優を務めるシンガーソングライターの“りりあ。”。彼女の起用理由を、荒木哲郎監督と川村元気プロデューサーが語った。




主人公・ヒビキ役に志尊淳、バブルを調査する科学者・マコト役に広瀬アリス。また、荒木監督作品で重要なキャラクターを担当してきた宮野真守梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、井上麻里奈、三木眞一郎ら、超豪華声優陣が集結し制作された本作。世界に発信するアニメーションを制作すべく集められた精鋭たちの中で、ひときわ異質な存在感を放っているのが“りりあ。”だろう。

本作のエンディングテーマ「じゃあね、またね。」を書き下ろし、ヒロインのウタの声優にも大抜擢された。Z世代から圧倒的な支持を集めており、SNSではその歌声や表現力に絶賛の声が止まらない、いま最も注目すべきアーティストの1人。

そんな“りりあ。”を本作に抜擢した荒木監督は、“りりあ。”の歌うエンディングテーマ「じゃあね、またね。」について、「今までアクションと音楽で”アガる”アニメ−ションを手掛けてきて、もちろん本作でも描いているつもりですが、今までになかった感触として、甘やかで寂しさのある音楽、そういった心がヒーリングされたような感覚で映画館を出ていただける作品になったと思います。まさか自分からこういう作品が生まれる時が来るとは思わなかったです」と、これまでの荒木作品とはひと味違う心のヒーリングという感触があったことを明かす。

そして、りりあ。の存在について、本作のプロデューサーである川村氏は、もう一つの物語を音楽で進行することがポイントだと語っている。

「本編は水没した東京というパラレルワールドが舞台なので、エンドロールはもしウタが現実の東京で生きていたらどういう風に世界を見ているのか、そんな歌詞を書いてもらったら面白いのではないかと思いました」と語っており、新海誠監督の『秒速5センチメートル』に触れながら「山崎まさよしさんの『One More Time , One More Chance』が流れたときに、まるでこの映画のために書かれた曲なのかと思うくらいに合っていた。そういった作品とは違うもう一つの物語を最後に音楽で進行させることができると思いました」と明かす。

素顔を明かさない未知の存在・りりあ。と言葉を知らない謎の少女・ウタがリンクしているからこそ生まれた、楽曲でもう1つの物語を作り上げるということにチャレンジしたのだ。両者が共鳴して奏でられる、甘やかで寂しさのある音楽にも注目だ。

『バブル』は5月13日(金)より全国にて公開。4月28日(木)よりNetflixにて全世界配信。

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