ウーマンラッシュアワー村本大輔の3年間を記録『アイアム・ア・コメディアン』公開決定

2024年4月4日(木)18時4分 オリコン

ドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』7月6日より全国順次公開 (C)2022 DOCUMENTARY JAPAN INC.

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 日本のテレビから消えた男、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワー村本大輔の3年間を記録したドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』が7月6日より、東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開されることが決定した(配給:SPACE SHOWER FILMS)。

 嫌われ芸人、炎上芸人…。政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、ついにはテレビから消えた村本。テレビに居場所を失った彼は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い”スタンダップコメディ”を追求する。

 本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実に、『東京クルド』の新鋭ドキュメンタリスト・日向史有が迫った。

 世間は彼の事を、嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄(やゆ)する。彼のことが大嫌いなアンチ村本も多数存在する。テレビで政治的なネタを繰り返したことで、テレビ局が使いにくいから干されたのだと言うと、いや単に面白くないからでしょ、と返される。本当にそうだろうか?

 彼が独演会を開催すると、LINE CUBE SHIBUYA (旧渋谷公会堂)が札止めとなる。そう言えば最近テレビで見ないな。本当にそこにメディアの忖度は働いていなかったのだろうか。しかし、もはやそんな事はどうでも良いようだ。テレビに居場所を失った彼は日本ではなく世界に目を向けた。世界は広い。そう言うと今度は、日本で通用しなかったから逃げたんでしょ?とまたもや返されるかもしれない。それももうどうでも良い。確かなことは、村本が世界に出てお笑いを追求していること。自身がメディアとなって日本ではタブーとされていることを表現するためにもがいていること。そして、彼は日本のテレビから、消えた=言葉を消されたこと。

 この国ではミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある。お茶の間に問題提起の声は届かなくなる。彼を毛嫌いしている人は、彼のコメディ=言葉に触れてから声を上げても遅くはない。

 日向監督は『「なんてお笑いに一途な男なんだろう」。それが芸人・村本大輔に対する私の印象だ。最初の撮影地はニューヨーク。コメディ修行に打ち込む村本さんに圧倒された。アイデアを思い付くと道端に座り込んでメモを取り、レストランでは店員相手に英語でネタを試す、毎晩コメディクラブに立ちネタを磨く。そして日本に帰ると全国を回り年間およそ 600ステージをこなす。映画は、そんな人生をコメディに捧げる彼の熱と純粋さの結晶です」とコメントを寄せている。

オリコン

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