NHK『土スタ』のゲストはアンガールズ田中卓志さん「初エッセイは母に渡したかったけど、天国で喜んでくれているはず。新婚生活は充実しています」

2024年4月6日(土)9時25分 婦人公論.jp


お笑い芸人のアンガールズ田中さん。自著を手に登場

NHK『土スタ』のゲストはお笑い芸人のアンガールズ田中卓志さん。そこで田中さんが初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』を出版した際に、亡き母親との思い出や結婚観について触れた東京・矢来町新潮社で行われた囲み取材の模様を再配信いたします。

穏やかな笑顔で登場した田中さん。フォトセッションの際には、取材陣からの「ジャンガジャンガポーズお願いします」とのお願いも。「今どき…!?」と驚きを見せつつ、楽しそうに応えた。

雑誌『小説新潮』での1年半の連載に、書き下ろし2編を加えて完成した1冊。連載では幼少期のことから、高校生時代にいじめられた話、港区女子との悔しい合コンの思い出、書き下ろしでは、相方の山根良顕さんについて触れた話が加えられており、盛りだくさんの内容に。

また、2021年5月に神経内分泌がんにより亡くなった、母親の三枝子さんについて綴った「最高の食事」は、日本文藝家協会が新聞や雑誌などの媒体で発表されたエッセイの中から傑作を選び、年に1度刊行される『ベスト・エッセイ2022』にも選出されている。

バラエティ番組にも一緒に出演してお茶の間をにぎわせていた三枝子さんは、本が大好きだったそう。田中さんは、「渡すことは叶いませんでしたが、天国で喜んでくれていると思います」と思いを馳せていた。


『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』

世の中にはやばい奴が多い


今回が雑誌で初の連載で、喫茶店に通いつつ必死にネタを絞りだしていたとのこと。始まる前に5本分のストックを用意して挑み、1年半が経つ最後の最後でラスト1つを使い切ったそう。本当にギリギリだったと笑いつつも、「(自分のような若手が)締め切りを破るわけにはいかない」と、1回も締め切りに遅れることなく、連載を走り抜けたことを明かした。

また、内容は全て実話だということを強調。というのも、同様のエピソードをテレビ局の人に話してみたところ、「盛ってませんか」と疑いの目を向けられてしまったからだとか。

「僕、見た目が冴えないといいますか、芸人ではキモキャラで(芸を)やったりしていたので、普通の人では遭遇しないような、なかなかひどい目に遭っているんですよ」と言い、「だからこそ、普通の人では体験しないようなことについて、この本を読むことで疑似経験してみてほしい。世の中にはやばい奴が多いって分かる(笑)。」とポジティブにまとめた。

また、今年1月に一般女性と結婚を発表し話題になったが、エッセイではその部分についても触れている。タイトルには「ちょっと不運なほうが楽しい」とあるが、結婚後、家に帰って今日あった出来事を話せるだけでも、充実して楽しいと話した。

「今までは、滑った日には一人で抱え込んで時間(が過ぎること)で何とかしていたんですけど、相手に話して『そうなんだ』って言ってもらえるだけで、意外とスッと消えるんですよね」と幸せオーラを滲ませた。

相方へメッセージ


また、相方の山根さんに本は渡しているものの、感想はもらっていないそう。山根さんの奥さんと息子さんがオーストラリアに留学中で、家族との遠距離生活を埋めるため、話題作りに忙しいらしい。

「山根は奥さんの見ているドラマを観ていないと、怒られるらしいんですよ。“『VIVANT』も見てないの!?結婚する前は、そういうの見てくれてたよね”って(笑)。家庭のほうを大事にしてほしいので、余裕ができたらこっちの感想も待ってます、山根〜!」とカメラに向かって手を振り、会場の笑いを誘った。

『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系列、毎週月曜よる20時〜)などゴールデンタイムの冠番組を持つ芸人としての顔だけでなく、エッセイストとしての一面にも目が離せない。

婦人公論.jp

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