鶴瓶×藤ヶ谷太輔「〈あれ〉〈それ〉で通じる熟年夫婦のような関係に。取材メモを自筆でまとめるのに7時間かかることも」

2024年4月7日(日)10時0分 婦人公論.jp


15のポーズをとる鶴瓶(左)と藤ヶ谷 ©TBS

笑福亭鶴瓶藤ヶ谷太輔がゲストを迎えて赤裸々にトークを繰り広げる番組、TBS『A-Studio+』が放送15周年を迎えた。15周年記念取材会が行われ、取材人数は2000人以上という鶴瓶が、放送開始から続けているゲストの取材メモを公開した

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鶴瓶さんから人間力を学んでいます


毎週金曜の夜11時から放送中の笑福亭鶴瓶と藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)がMCを務めるプレミアムトーク番組『A−Studio+』。今年4月で放送15周年を迎えた。

笑福亭鶴瓶のMCで2009年4月に始まった『A−Studio』。2020年4月からは、MCとして藤ヶ谷が新たに加わり、『A−Studio+』にリニューアル。本人ではなく周辺人物への丁寧な取材やVTRで、ゲストの人柄を掘り下げていくスタイルで人気を博しているが、2人になったことでゲストへの事前取材もダブル体制になり、それぞれの目線と感性で取材を続けている。

鶴瓶が藤ヶ谷とコンビを組んで5年目。放送15周年を記念して行われた取材会で、鶴瓶は「15年ってあっという間やけど、自然とここまでやってこられたなと思っています。僕は結構、放送歴が長いレギュラー番組が多いんですけど、『A−Studio+』も15周年がただの通過点で、これからも続けていければと思いますね」とコメント。

藤ヶ谷も「2020年から参加して5年目になりました。これだけ長く続けさせていただけるのはすごくうれしいですし、毎週こんな間近で鶴瓶さんから人間力を学ばせていただけてとても光栄です」と笑顔で語った。

はよ、やめたいですよ(笑)


鶴瓶が披露したのは、取材した内容を何時間もかけてまとめた大量の自筆のメモ。収録には毎回持参するという。そこには藤ヶ谷がゲスト出演した2019年当時のものもあり、それを受け取った藤ヶ谷は「僕のやつですか! 欲しいです!」と大興奮。紙いっぱいに小さい字で書きこまれた文字に感嘆の声を漏らしていた。


番組当初から2000人分あるという大量のメモ

藤ヶ谷は、自身がゲスト出演した際のことを振り返り「僕のときも家族や親戚、友人に鶴瓶さんが会って取材をしてくださってすごくうれしかったです。聞いたら、鶴瓶さんは2000人以上取材されているらしくて。本当にすごいですよね」と先輩をリスペクト。

鶴瓶が「朝から晩までこの作業をする日もあって、毎日続けていくことが大事なんですけどね。大変なときもある。・・・はよ、やめたいですよ(笑)」と笑いをとると、藤ヶ谷が「15周年のめでたいときにそんな言葉出ることあるんですか!(笑)」とつっこむ。

大変だけど、ゲストが喜んでくれるので続けているという鶴瓶の真摯な姿を間近で見てきた藤ヶ谷は「僕も収録の前日はどんなに大変でも、最後まで準備を欠かさないように意識しています。自分がゲストのときにすごく取材をしていただけて、親孝行、友達孝行になったなと思っていますし、鶴瓶さんはこれをずっとやられているんだなと思うと、僕も負けちゃいけないなといつも思っています」と思いを明かした。

お前は自然体なところがええんや


記念すべき15周年1本目となる4月5日(金)は生見愛瑠が登場。翌週12日は江口のりこ、翌々週19日は木南晴夏をゲストに迎える予定だ。


ゲストが思わず心を開いてしまうのは鶴瓶の人間味ゆえ

息の合った2人の掛け合いは続く。

鶴瓶:本当にあっという間の4年でしたね。僕が取材した内容をふと忘れてしまうことがあるんですけど、ガヤ(藤ヶ谷)はそれを自然と助けてくれるんですよ。基本的に別々に取材するんですけど、知らないことでもちゃんと引き出してくれるんです。

「あれ、なんやったっけ」ってなったときに、自然と話題を振ってくれるからすごいなと思いますよ。お互いに緊張したり、型にはまってたらそんなの絶対出てくるわけないと思うから、自然にできているんやなと感じますね。

藤ヶ谷:熟年のご夫婦が「あれ」や「それ」で分かりあって会話されることがあるじゃないですか。それと同じように何故か収録のときに鶴瓶さんが「あれあれ」と言っていると、「あ、このことだな」と分かるときがあるんですよ。年々分かってきている気がして、ちょっとうれしいですね。

鶴瓶:あれ不思議よな。ほんまにすごいわ。

藤ヶ谷:2020年に参加し始めた頃は、よく収録終わりに鶴瓶さんと電話をさせていただいて、アドバイスを求めていたんですけど、鶴瓶さんは「いやもうお前には何もない。最初からできているから何もないわ。お前は自然体なところがええんや」って言ってくださって。それを自分の良いところだと認識するようになりました。

鶴瓶:自然な空気で進行していくって非常に難しいんですよね。それが最初からできてるからもう言うことないわって。

メモに思い出が詰まっている


藤ヶ谷:僕はそれを聞いて、積極的に喋るというよりは聞く力をもっと身につけたいなと思うようになりました。鶴瓶さんと一緒に取材をさせていただくことも多いんですけど、鶴瓶さんは他愛ない話から入っていって本題にグッと入っていくんですよね。

その話の持っていき方に鶴瓶さんの人間力をすごく感じて。鶴瓶さんの前だと皆さん自然と心を開いて、収録後に「こんなことまで言っちゃった」とか「テレビでこんなこと言ったの初めてです」っておっしゃるんです。その空気を作り上げられる鶴瓶さんは本当に人として素晴らしいと思いますし、とても尊敬しています。自分もそうありたいなという目標になっています。


藤ヶ谷は自分がゲストの際のメモを見て感激

鶴瓶:15周年も通過点だと思うし、目標なく、これからもス—っとやっていけることが良いんじゃないかと思ってます。やらなあかんことを着実にやって、毎日のことをやっていくっていうか。1回目から自分で取材して、メモしてってことを続けてきて、1人のゲストに対して自筆でまとめるのが7時間くらい時間がかかったりするんです。大変だけど、楽しいこともあるし、やめたいってなることもあるけど、いっぱいのメモに思い出が詰まっているんですよね。

藤ヶ谷:僕はご一緒するようになってから、鶴瓶さんをテレビやCM、ラジオで見たり聞いたりするたびに「長生きしてほしいな」って思うようになったんですよ。

鶴瓶:ここんところそればっかり言われる。(笑)

藤ヶ谷:本当に思っているんです! 長く鶴瓶さんの近くで色々と経験させていただきたいです。

鶴瓶:長生きもそうやけどね。「やめたい」とか言うてるけど、本当はやめたくないんですよ。これからも程よく続けていけたらと思います。

婦人公論.jp

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