小林幸子「声が出ない」ウイルス性気管支炎に それでも被災地へ思い込め…コロッケとデュエット熱唱

2024年4月8日(月)5時0分 オリコン

『コロッケ遊園地 in 熊本〜笑顔ある未来へ〜』に登場したコロッケ、小林幸子

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 熊本県出身のものまねタレント・コロッケ(64)が6日と7日、自身プロデュースのイベント『コロッケ遊園地 in 熊本〜笑顔ある未来へ〜』を熊本農業公園カントリー・パーク(熊本県合志市)で開催。ウイルス性気管支炎にかかり「この10日間、声が出なかった」という歌手の小林幸子(70)も駆けつけ、熱唱で盛り上げた。

 地元で「エンターテインメント」と「食」をコラボしたイベントが実現し、コロッケは「ものまねを始めて44年になるが、初めて故郷に錦を飾ることができた」と感無量。3年前に小林が新潟県の過疎化対策と農業支援を目的に立ち上げた「幸せプロジェクト」にコロッケが共鳴し、参加したことが開催の発端となった。

 熊本では、2016年4月に発生した「熊本地震」以来、さまざまな事業や企画を通して地域を盛り上げる活動が展開されてきた。そうした中で、コロッケは自身のイベントを「(小林の)幸せプロジェクトの輪を全国に広げるキッカケにしたかった」という。「(出身地でも)これまでコンサートなどで来たことはあったけど、今回のようなイベントは初めてなんです。で、やるからには自分ならではのフェス・イベントをプロデュースしたかった。やっぱり地元の人たちと触れ合いながら、新しいエンタメを作り上げていきたかった」と明かす。

 そんなコロッケの取り組みに、小林が「私の取り組みに共鳴していただいて感謝の気持ちでいっぱいです。実は、喉の調子が悪くてドクターストップもかかっていたのですが、コロッケちゃんが一生懸命に頑張って作り上げてきたものなので、私も頑張って参加させていただきました」と応えた。いったんはコロッケとも相談し「(ステージでの)歌は控えようと思った」そうだが、イベント当日になったら「不思議と声が出るようになった」という。全快ではなかったが、国内外の被災地への思いも込め、歌声を響かせた。

 桜をまとった衣装で登場した小林は、コロッケとのデュエットで「もしかして PART2」と「一本桜」を熱唱。コロッケは小林からの「ただ歌っただけでは面白くないから、五木ひろしさんで」というリクエストもあって、森進一、美川憲一野口五郎のモノマネも加えた。

 小林は「60年やってきて、声が出ないなんてことは初めてでした。でも、今回は何とか歌えたので良かったのですが、もし、歌えなかったらコロッケちゃんにも申し訳なかったし、私も落ち込んだと思う」と語っていた。

 イベントは、熊本県民参加型企画として「うた・ものまねステージ」「ダンス・DJステージ」「グルメ&アクティビティ」の3つのゾーンが設けられ、2日間で1万人が訪れる大盛況。コロッケは「地元のパフォーマーにも声をかけて参加してもらいました。もちろん当日の飛び入り参加も受け付けましたが…。とにかく子どもからお年寄りまでが、世代を越えて一緒に踊ったり、おいしいグルメでお腹を満たしたりなど、まるで遊園地のように心から楽しめるようなイベントを実現したいと思ったのです」と目を輝かせていた。

 その一方で「今年の初めは能登半島地震が発生し、被災地では今なお混乱が続いていますからね。それに先日は台湾東部沖地震で大きな被害を受けている。そういった意味でも、今の自分のできることで支援をしていきたい」と思いはせた。今回のイベントの売り上げの一部は能登半島地震や台湾東部地震への義援金として寄付するという。

 コロッケは「とにもかくにも熊本県に住んで良かったと思えるようなイベントにしたかった」といい、「次は幸子さんの出身の新潟でもやりたいですね」と意欲をみせていた。

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