ホアキン・フェニックス×レディー・ガガ『ジョーカー』続編、映像解禁 悲劇か喜劇か「この世界は、ただの舞台」

2024年4月10日(水)12時0分 オリコン

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』10月11日公開 (C) & TM DC 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

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 ホアキン・フェニックス、レディー・ガガが共演する2024年最注目作品『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(10月11日公開)の初公開映像を用いた特報が解禁となった。

 孤独だが心優しかった男が、歪んだ社会の狭間で<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連のスタッフ・キャストで描いた傑作サスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』(2019年)。「第76回ベネチア国際映画祭」で金獅子賞(最高賞)に輝き、「第92回アカデミー賞」ではホアキン・フェニックスに主演男優賞をもたらした。興行面でも世界興収1500億円(10億ドル)を突破し、世界中で社会現象を巻き起こした。日本でも週末動員ランキング4週連続1位を記録し、動員350万人超え、興行収入50億円の大ヒットとなった。

 解禁された映像では、アーサーとハーリーンの出会いの場面から始まる。心優しい男から<悪のカリスマ>へと変貌を遂げたアーサーに対し、「私は誰でもない、あなたと違って何もしてない」と心情を明かす。一見みすぼらしい2人が座る客席と、舞台上のピエロメイクを施したジョーカーとハーリーンが流麗なメロディーにのせてポスタービジュアル同様にダンスを踊る姿が映し出されていく。

 トム・ジョーンズの「What the World Needs Now Is Love」にのせて、アーサー、そしてジョーカーとハーリーンの妄想とも現実ともつかないシーンが連続。映像の後半では、変化を問われたアーサーが「教えてやろう、もう俺1人じゃない」と答える場面も。

 アーサーにはこの世界がどう見えているのだろうか。彼の狂気が“感染”し、徐々に変貌を遂げるようにも見えるハーリーンの身に一体何が起きたのか?ガガが演じるハーリーン・クインゼルと言えば、ジョーカーの精神科医として描かれることが多いが、ガガがどんなキャラクターを演じているのかも、大きな注目が寄せられている。

 前作『ジョーカー』で特徴的だった仕草やテレビのセット、そして群衆の熱狂などの要素も随所に盛り込まれる一方、前作にはない舞台を思わせるような空間も印象的で、美しくも狂気に満ちた見た事もない映像となっている。

 先日解禁となった、ジョーカーとしてのピエロメイクを施したアーサー(ホアキン・フェニックス)が、レディー・ガガ演じるハーリーン・クインゼル(通称:ハーレイ・クイン)とともにダンスをする姿を切り取ったポスタービジュアルには「この世界は、ただの舞台」というコピーが“新たに”追加されている。

 これは、悲劇『ハムレット』『ロミオとジュリエット』などで知られる劇作家ウィリアム・シェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』の有名な一説「All the world’s a stage(この世は、すべて舞台),And all the men and women merely players(男も女も、人は誰もが役者に過ぎない)」からインスパイアを受けているのではないかと思われる。心優しいアーサーの目に映るこの世界は喜劇なのか?それとも彼の物語は悲劇なのか?

 あわせて、アーサーが雨の中で笑い続けるだけの不気味で怖いショート動画(アナウンス予告)も公開された。新たに語られる前代未聞のジョーカーへの期待は高まるばかりだ。

オリコン

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