ハンドボール男子代表4選手を「重大な違反行為」で処分 「高校顧問による丸刈り強要」等も協会が見解

2024年4月14日(日)12時45分 オリコン

ハンドボール男子日本代表選手を処分(日本ハンドボール協会の公式サイトより)

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 公益財団法人日本ハンドボール協会は13日、男子日本代表4選手に対し、「日本代表としての行動規範」に対する重大な違反行為があったとし、「一定期間の代表活動の停止」とする処分を発表した。

 公式サイトで「公益財団法人日本ハンドボール協会は、当協会男子日本選手(4名)が2024年3月に実施した日本代表活動期間中に、当協会が制定した『日本代表としての行動規範』に対する重大な違反行為を行いましたので、当該選手に対して下記の処分を行うことを本日の臨時理事会で決定いたしました」と報告。

 「普段から応援して下さるファンの皆様、ご支援いただいている上部団体、ご協賛各社様に対して、期待を裏切る結果となりましたことを衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「当協会としても大変遺憾であり、当該選手へのコンプライアンス指導の徹底、復帰プログラム研修を講じて参ります。また、他の選手に対しても、日本代表の誇りと責任を持った行動を徹底するように再度指導して参ります」と伝えた。

 男子日本代表4選手については、A選手、B選手、C選手、D選手として名前は明らかにせず。「本件につきましては、事案の性質、対象選手の反省の程度、対象選手が将来のある立場であることなどを総合的に考慮し、個人名および事案の詳細の公表は控えさせていただきます」とした。

 A選手とB選手は「代表活動期間中に深夜外出しての飲酒等を契機として、代表チーム外の第三者を宿泊施設に招き入れ、規律違反に当たる行為に及んだもの」、C選手とD選手は「代表活動期間中に深夜外出しての飲酒等を契機として、代表チーム外の第三者を宿泊施設に招き入れたもの」と説明するにとどめた。

 今年3月24日から、A選手とB選手は来年3月23日までの1年間、C選手とD選手は今年5月4日までの6週間、代表活動を停止する。

 そして「また、本件に関し、管理監督責任者である宮本英範専務理事、強化担当の田中俊行常務理事及び荷川取義浩監督(当時)に対して、再発防止策の策定等を求める厳重注意処分といたしました」とした。

 また、同協会は同日「高校顧問による丸刈り強要等の事案について」についても発表。「先日より報道されております、高等学校ハンドボール部顧問およびコーチによる丸刈り強要等の事案については、現在、全国高等学校体育連盟と連携のうえ事実関係の調査を実施しており、その結果を踏まえて改めて当協会としての対応を公表することを予定しております。当協会と致しましては、2013年に暴力撲滅の徹底を掲げてあらゆる機会を通じて体罰やハラスメント問題を含めた暴力問題に真摯に取り組んでおり、学校での体罰を含むいかなる暴力をも容認するものではないことをお伝え致します」と姿勢を示した。

オリコン

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