『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹、R・リー・アーメイが死去

2018年4月16日(月)14時6分 シネマカフェ

ロナルド・リー・アーメイ(C)Getty Images

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海兵隊での軍人経験を活かし、『フルメタル・ジャケット』や『トイ・ストーリー』シリーズなどで軍曹や将軍などを演じ、活躍してきたロナルド・リー・アーメイ(愛称:ガニー)が、日曜日朝(現地時間)に亡くなった。74歳だった。

長くマネージャーを務めてきたビル・ロジン氏が、ガニーの公式ツイッターに追悼メッセージを掲載し、公表した。「大変悲しいことに、みなさんに今朝R・リー・アーメイ(“ガニー”)が肺炎の合併症で亡くなったことをお知らせします。みんな、寂しくなりますね。Semper Fi ガニー、幸福を」。「Semper Fi」とはアメリカ海兵隊のラテン語の標語で、「常に忠実な」を意味する。ロジン氏はFacebookではさらに追悼メッセージを綴り、ガニーが「周りの人々にとても親切な人であった」ことや、「特に助けを求めている人にやさしかった」と振り返った。


「The Hollywood Reporter」によれば、ガニーが軍人になったきっかけは、たびたびトラブルを起こして裁判所通いが続いた若い頃、裁判官に「どこでもいいから軍隊に入るか、太陽の光が全く入ってこない場所(刑務所)に行くか」と選択を迫られたことだったという。「太陽の光が大好きだった」というガニーは海兵隊に入隊し、その後俳優に転身。『地獄の黙示録』でパイロット役として出演しながら、フランシス・フォード・コッポラ監督の技術アドバイザーも務めた。『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹役ではゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート。映画のみならず、「ファミリー・ガイ」などのアニメやゲームの声優としても功績を残した。

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