好発進『あんぱん』が上昇、『カギダンススタジアム』に感動の声=週間テレビ番組注目度ランキング

2025年4月17日(木)6時0分 マイナビニュース


●春の新ドラマも続々ランクイン
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(4月7日〜13日)を発表した。
○悪天候の13日放送番組が高数値の傾向
この週は、各局の春ドラマが本格始動。中でも圧倒的な存在感を示したのが、NHK連続テレビ小説『あんぱん』だ。前週も個人全体・コア視聴層ともに1位を獲得していたが、この週は個人全体で70.7%、コア視聴層で75.0%と、いずれも前週から注目度が上昇する結果となった。
また、テレビ朝日『特捜9finalseason』、TBS日曜劇場『キャスター』、日本テレビ『なんで私が神説教』など、4月期スタートの新ドラマも続々とランクイン。特に井ノ原快彦主演の『特捜9finalseason』は初回から個人全体で高い注目度を獲得し、シリーズファイナルへの期待の高さがうかがえる。
一方で、週末に放送されたバラエティ特番も存在感を示した。特に13日は全国的に天候が崩れ、雨で屋内にとどまる視聴者が増えた影響もあってか、バラエティ・ドラマを合わせて計8番組がランキング入りするなど、天候とテレビ視聴動向の関係がうかがえる結果となった。
○サザン桑田佳祐のロングインタビューに反響
『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系)は、個人全体2位にランクイン。放送10周年を迎えた同番組が届けた特別企画は、サザンオールスターズの桑田佳祐を迎えてのロングインタビューだった。収録は3時間に及び、番組史上初となる2週連続放送が実現。林修との対談でひも解かれる桑田の音楽人生と創作の秘密が、視聴者を魅了した。
最新アルバム『THANK YOU SO MUCH』のタイトル秘話、「勝手にシンドバッド」など名曲の制作秘話も披露され、ファンにはたまらないエピソードが続く展開に。また桑田は、「地元愛なのかもしれませんが、自分の原風景が今でも愛しい」と、故郷・湘南への特別な想いも明かした。
インタビューでは、林の突然のリクエストにより、桑田が即興でギターセッションを披露する場面も。さらに、"芸能界一のサザンファン"といわれるaikoがVTR出演し、その魅力を熱く語った。
特に反響を呼んだのは、桑田自身が経験した2010年の闘病を振り返り、妻・原由子の支えや人生観を率直に明かしたシーン。SNSでも桑田の「謙虚さが素敵」「穏やかな語り口に感動した」という声が集まり、次週20日の放送への期待も高まっている。
●「どの涙も素晴らしい」「頑張ってる姿がやっぱり最高」
個人全体・コア視聴層ともに7位にランクインした『カギダンススタジアム2025』(フジテレビ)。昨年の『FNS27時間テレビ』で話題を呼んだこの企画が、4時間を超える大型特番として帰ってきた。
今回もタレントと高校生ダンサーがタッグを組み、3カ月にわたる猛特訓の成果を披露。エンタメと青春が融合した熱量の高い内容が、多くの視聴者の注目を集めた。今回は出場チームも前回から2校増え、全国9校がエントリーしている。
霜降り明星・せいや、チョコレートプラネット・長田、ハナコ・秋山らは、前回の雪辱を胸に再挑戦。長田は楽曲制作から携わり、秋山は本番直前に使用楽曲を変更するなど、本気度が伝わってきた。一方、ゆうちゃみ、とにかく明るい安村、キンタロー。ら初参戦のメンバーも、高校生たちと真剣勝負を展開。それぞれのチームが「大阪名物」「昭和歌謡」「HIPHOPと世界旅行」など、テーマに沿った個性的な演目を披露した。
高校生ダンサーたちの全力のパフォーマンスと、それを本気で支えるタレントたちの姿が、視聴者の心を強く打った。SNSでも「どのチームもすごいダンス、どの涙も素晴らしい」「頑張ってる姿がやっぱり最高」といった感動の声が数多く寄せられていた。
REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら

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