NHKメディア総局長 好スタートの朝ドラ「虎に翼」に言及「今後が楽しみな内容」

2024年4月17日(水)15時12分 スポーツニッポン

 NHKは17日、東京・渋谷の同局で定例メディア総局長会見が行われ、好スタートを切った女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)について言及した。

 山名啓雄メディア総局長は「第1話からヒロインの青年期を描いておりますが、困難な時代に法曹の世界に飛び込んだ女性の生き様への共感であったり、個性的な俳優陣の演技が素晴らしいなどと評価いただき、今後が楽しみな内容となっております」と期待感を口に。視聴者にも「朝見る方だけとは限りませんが、ぜひご覧いただいて、この後の展開がどうなっていくのか期待していただきたい」とアピールした。

 法曹界を舞台にした作品だが、「当時、今とは違う女性の状況、社会における女性の立場みたいなものを、今の女性も何となく感じているモヤモヤにつながっていて、今後が女性がどう活躍する社会になっていくのか、凄く楽しみだなと思っております。モヤモヤしているわりには別にドーンとした気持ちにならず、明るい気分にさせてくれるドラマになっている」と分析した。「法曹界のことだから法律のことだったり、難しいかなと身構えている方もいらっしゃると思いますが、そういう意味ではうまく演出できているのかなと思う」と評価した。

 この日行われた、定例会長会見で、稲葉延雄会長は「前の『ブギウギ』とはまったく変わった、新しい朝ドラが始まったなと。これはこれで大変楽しく見ている。なかなか法律関係の用語とか出てきて、確かに難しい面はあるが、ドラマの中でサラッと法律用語の解説があったり、凄くわかりやすい」とドラマの作りを評価。「女性弁護士の道を切り開いていく主人公の様子を見ていると頑張れよ!って言いたくなる」とコメントしていた。

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 初回の平均世帯視聴率は16・4%(個人視聴率は9・3%)。1週目「女賢しくて牛売り損なう?」(4月1〜5日)は平均16・2%、2週目「女三人寄ればかしましい?」(4月8〜12日)は平均16・4%と好スタートを切った。

スポーツニッポン

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