「TBSドキュメンタリー映画祭2024」閉幕、カラフルダイヤモンドの作品が「観客賞」

2024年4月19日(金)12時0分 オリコン

『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』が「TBSドキュメンタリー映画祭2024」観客賞受賞 (C)TBS

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 TBSテレビやTBS系列の各局の記者やディレクターたちが手がけたドキュメンタリー映画の数々を一挙上映する「TBSドキュメンタリー映画祭」。2021年に始まり第4回の開催となった今回は、3月15日より東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌と全国6都市で順次開催され、4月11日に、札幌・福岡で閉幕を迎えた。

 今回、観客も参加できる新たな取り組みとして、映画祭に参加した人だけが投票することができる「観客賞」を設置。映画祭上映作品を鑑賞した人に配布した「DOCSメンバーズカード」に記載のQRコードより「これだ!」と思った1作品への投票を呼びかけた(海外招待作品は対象外)。

 その結果、1320票が集まり、最も多くの票を獲得した『カラフルダイヤモンド〜君と僕のドリーム〜』(監督:津村有紀)が「観客賞」に輝いた。名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分で、昨年デビューしたボーイズグループ・カラフルダイヤモンドに密着した作品で、彼らから勇気や元気をもらえると、1度だけでなく、複数回鑑賞したファンも多かったようだ。

 次点は、アメリカのロックバンド・MR.BIGを追った、『最後のMR.BIG〜日本への愛と伝承〜』(監督:川西全)。幅広い世代のファンや、音楽好きが鑑賞し、映画祭を盛り上げた1本だった。

 今回の映画祭は、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」の3つのテーマに沿って上映作品をセレクト。

 海外招待作品として、A24製作でアカデミー賞受賞監督、スティーヴ・マックイーンが手がけた『オキュパイド・シティ(原題)』や、2022年のカンヌ国際映画祭で上映された衝撃作『人体の構造について(原題)』の2本を含む計17作品を上映した。多彩なゲストを招いた舞台あいさつは全国通算37回を数えた。

 なお、本日(19日)より動画配信サービス「U-NEXT」にて、「TBSドキュメンタリー映画祭2024」で上映された作品の中から以下の9作品の期間限定配信が決定した。

『BORDER 戦場記者×イスラム国』監督:須賀川拓
『サステナ・フォレスト 〜森の国の守り人(もりびと)たち〜』監督:川上敬二郎
『家さえあれば 〜貧困と居住支援〜』監督:海老桂介
『102歳のことば 〜生活図画事件 最後の生き証人〜』監督:長沢祐
『リリアンの揺りかご』監督:神戸金史
『私の家族』 監督:久保田智子
『魚鱗癬と生きる —遼くんが歩んだ28年—』監督:大村由紀子
『映画 情熱大陸 土井善晴』監督:沖倫太朗
『旅する身体 〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』監督:渡辺匠/志子田勇

 また、TBS収蔵の貴重なアーカイブ作品をデジタル修復して劇場公開する「TBS レトロスペクティブ映画祭」を今月26日(より東京を皮切りに全国で順次公開することも決定。第1回は「寺山修司特集」。スペシャルゲストによるトークショーの開催も予定されている。

■開催会場・期間 
東京:Morc阿佐ヶ谷 4月26日〜5月16日開催
大阪:シネ・ヌーヴォ 5月25日〜6月7日開催
名古屋:シネマスコーレ 6月17日〜6月23日開催

オリコン

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