「ガンダム」安彦良和さん、弘前のタウン誌のイラスト仕事が「野心を抱いた原因」…青森で回顧展

2025年4月19日(土)12時31分 読売新聞

劇場版「機動戦士ガンダム」のポスター原画の前に立つ安彦さん

 アニメ「機動戦士ガンダム」のアニメーターで漫画家の安彦良和さん(77)の回顧展「描く人、安彦良和」が19日、青森市の県立美術館で開幕。18日は内覧会やオープニングセレモニーが行われ、安彦さんは「大きな転機を青森・弘前で頂いた。戻って来られて感謝している」と語った。

 北海道遠軽町生まれの安彦さんは高校卒業後、弘前大学人文学部に進学。在学中の学生運動で逮捕され、退学となった。退学後に弘前市内で知り合いを通じて、タウン誌のイラストの仕事を受けたことが「東京でも食えるかもしれない野心を抱いた原因だった」。

 展示するのはアニメや漫画の原画など約1000点。安彦さんが弘前大在学中、ノートに描いた漫画や、劇場版「機動戦士ガンダム」の宣伝ポスター原画といった創作活動の資料だけでなく、安彦さんの逮捕を顔写真付きで報じた地元紙のスクラップや退学の通知書も展示される。安彦さん自身も「見たことがない資料」という。

 6月29日まで。入館料は一般1700円、大学生1000円、18歳以下無料。問い合わせは同館(017・783・3000)へ。

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