長嶋一茂 9年間のプロ野球生活は「ものすごく長かった。いまだに夢に出てくる」

2024年4月20日(土)7時0分 スポーツニッポン

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(58)が19日放送のニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」に出演。9年間のプロ野球生活について語った。

 松任谷から「長かったですか?」と聞かれると「今思い出しても、ものすごく長かったですね。いまだに夢に出てくるし」とし「その9年の間に、いい思いももちろんしているんですけど、やっぱり9年間で野球生活が終わっちゃうってことは、いい方ではない」と語った。

 さらに「面白い話があるんですけど、僕と同級生でヤクルトで藤枝ってキャッチャーがいたんです。そいつと30年ぶりくらいにバッタリ会ったんです、最近」と、ヤクルト時代に同僚だった藤枝慎治氏と再会したことを明かした。

 藤枝氏は現在、横浜でリサイクル関連会社の社長になっており、一緒に飲みに行くことになり、長嶋が「いまだに野球をやっていた時の夢を見て、必ずこれから皆で練習や試合を開始する時に、自分だけスパイクが一個ないとか、グローブがないとか、バットがないっていうことで、皆と一緒に練習できないとか、野球の試合に行けないんだよって話をしたら、藤枝が俺も同じ夢を見るって。藤枝もいまだにうなされて目が覚めるんだって。藤枝はいまだに寝室にキャッチャーミットとスパイクとボールとバットを並べている。起きてそれを見たら、夢だってわかるから」と語った。

 松任谷が「それだけプロ野球の厳しさでしょうね」と言うと、一茂は「厳しいところだったですね。僕も自律神経的な病気になりましたし…」と言い「イップスってあるじゃないですか。やっぱりこういうレベルになるものなんですね。やっぱりプロ野球って。スポーツなんだけど、プロまで行ったらレクリエーションではないですね。間違いなく。大分、酷使しちゃったなっていう風に思います。9年間、まだずっと続いているんです」とした。

 さらにプロでの生活では、肘を2度手術したこともあり、体調的にも「うまく行った日なんて1日たりともなかった。それが体にしみついちゃっていて、そこがベースでそっちが今の自分を引っ張ってるんで」と言うと、松任谷は「それが一茂さんの魅力になっていると思います」とうなずいていた。

 長嶋は立教高—立大と進み、87年ドラフト1位でヤクルト入団。93年に長嶋監督の巨人復帰とともに巨人へ移籍。96年に現役引退をした。プロ野球では384試合に出場、765打数161安打82打点、18本塁打。

スポーツニッポン

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