【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第15話 蜻蛉日記と源氏物語の“邂逅”の裏で...道綱“ゲスの極み”

2024年4月21日(日)17時1分 スポーツニッポン

 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は21日、第16話が放送される。兼家の“壮絶死”から一転、宮中では道隆家が栄華を極め、道兼は立ち直り、道長と伊周は何やら…。そんな中で、流行の石山詣では出会いの“ドラマ”が待っていた。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第15話は「おごれる者たち」。藤原道隆(井浦新)は強引に藤原定子(高畑充希)を中宮(皇后とほぼ同格)にし、皇太后・藤原詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。藤原伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始めたため、藤原道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出掛ける。思いもよらぬ人物との出会いが…という展開だった。

 「蜻蛉日記」を書いた藤原兼家(段田安則)の妾で、藤原道綱(上地雄輔)の母である藤原寧子(財前直見)と、「源氏物語」の作者である紫式部=まひろとの邂逅。“先輩”として、そして妾の切ない気持ちが分かる“母”として…。

 当時流行していた石山詣でのドラマチックな寧子とまひろの出会いの裏で、道綱は夜這いで人違いをする“ゲス事件”が発生。しかも、言い訳中に名前も間違えるという酷さ。一目惚れしていたさわ、まひろに一目惚れした道綱、寧子の言葉に心救われるまひろ…。

 兼家が“呪詛死”し、怒りに正気を失っていた道兼は道長に救われ、頂点に上り詰め、やりたい放題の道隆の体調には異変が。そんな宮中のドロドロの“闇世界”から離れた石山寺での“人間くさい”シーンを石井さんが描く。

 21日の第16話は「華の影」。前話の最後に、石山寺からの帰路で川辺のあちこちに亡骸が転がり、疫病の蔓延が“予告”された。まぎろは果たして——。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

スポーツニッポン

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