テレ東、旧ジャニーズタレントの新規起用見合わせに「変更なし」「見極めをした上で考えたい」

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　テレビ東京は25日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、今月10日に本格始動したSMILE−UP.（旧ジャニーズ事務所）のタレントの受け皿となるマネジメント会社「STARTO　ENTERTAINMENT」に所属するタレントの今後の起用について言及した。

　石川一郎社長は、両社とコミュニケーションを取っているといい、「補償に関してそれなりに進展していると聞いているので、このペースでやっていただければ。これからもコミュニケーションを取らせていただいて、注視している」と話した。

　新規の起用については「今までと現段階で変更はありません。資本関係も大体のことは分かってきていますが、まだ完全に移行しているわけではないでしょうし、そこら辺の見極めをした上で考えたい」と答えた。

　両会社が説明責任を果たしているかを聞かれると、「情報の開示についてもかなり進歩している。前向きに変わってきていると評価している。いろいろな形でコミュニケーションを取りながら。世間の皆さんに納得していただけるようなものが出ないと、ハードルは越えられないと思っています。これからもコミュニケーションを取っていきたいと思います」と続けた。

　同局は昨年9月の定例社長会見で、「調査の申し入れ」をしたほか、同14日には書面で経営改革などの対応を急ぐよう求めたと報告した。具体的な成果を得られたと確認できるまでは、同事務所への「新規の出演、依頼は極めて慎重に判断する」との方針を表明した。

　今年2月の定例社長会見で石川一郎社長は「補償問題が進展しているというふうに聞いているが、それ以外にも、新会社と元の会社の関係や、権利問題の処理がどうなっているのかなど、まだまだ明らかになっていない部分があるので、そのあたりの様子を見ながら検討したいということで、現時点で変更したことはない」と報告。先月の定例社長会見でも起用方針について「変更はありません」と説明していた。

　King＆Princeの高橋海人主演の開局60周年記念連続ドラマ「95」（月曜後11・06）が放送されている。同作については、「方針策定以前に契約されたもの」と過去に説明していた。