“何かが起こる”なら今夜か？ボーダーライン挟んだ4・5・6位の直接対決／麻雀・Mリーグ

　Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月26日の第1試合に出場する4選手を発表した。残り試合も少なくなる中、今夜はボーダーライン上のいる4️位・赤坂ドリブンズと、それを追いかける5位・KONAMI麻雀格闘倶楽部、6位・渋谷ABEMASの直接対決。何かが起こるか、それとも…。

【中継】何かが起こる？4・5・6位対決

　セミファイナルも残り試合わずか。直接対決でトップ・ラスを決められるかどうかが、追う立場からすれば唯一無二のポイントだ。渋谷ABEMASは赤坂ドリブンズと228.1ポイント差。1試合でひっくり返すのは至難の業だが、2試合あれば話は別。まずはデイリーダブルを決めて、100ポイント以上を稼ぎつつ、相手をマイナス域に落とせれば奇跡の扉が開く。多井隆晴（RMU）は、今シーズンの借りを全てここにぶつける。

　KONAMI麻雀格闘倶楽部も、虎視眈々と逆転を狙う。前日、劇的な逆転トップを取った伊達朱里紗（連盟）を先発起用するあたり、完全に“勝負手”を打ってきている。同じく赤坂ドリブンズを1試合で抜くのは難しいが、2試合かけての逆転は射程範囲内。第1試合の結果次第では、伊達が気迫の連投まであるかもしれない。

　追われる赤坂ドリブンズは、渡辺太（最高位戦）が先発する。冷静にポイント差だけ見れば、何も慌てることはないが、時として高打点が飛び交うMリーグルール。箱ラスなど食らおうものなら、景色が一変してしまう。ネット麻雀の神とも言われる渡辺は、恐れることなく前に出るケースも多いが、自身初体験となるセミファイナルの終盤戦で、どんな立ち回りを選択するか。

　セミファイナルに入り怒涛の加点で、すっかり上位に定着したEX風林火山。各選手がそろって状態を上げるという、チームとしても理想的な展開はこの上ない。のびのび打たせたら破壊力も十分という二階堂瑠美（連盟）は先日、初の姉妹で同日連勝という快挙も成し遂げた。次はどんな麻雀でファンを喜ばせるか。

【4月25日第1試合】※成績はレギュラーシーズン

赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）個人12位　＋36.2
EX風林火山・二階堂瑠美（連盟）個人18位　▲18.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）個人5位　＋215.3
渋谷ABEMAS・多井隆晴（RMU）個人13位　＋30.6

【4月25日終了時点での成績】

1位　U-NEXT Pirates　＋443.3（16/20）
2位　EX風林火山　＋379.7（14/20）
3位　KADOKAWAサクラナイツ＋105.8（16/20）
4位　赤坂ドリブンズ　＋73.5（14/20）
5位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　▲103.4（14/20）
6位　渋谷ABEMAS　▲154.6（14/20）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）