本田翼、高橋一生&橋爪功との共演で得た気づき「自分の小さな想像ではダメだなと」

2024年4月27日(土)10時0分 マイナビニュース

●役作りで工夫したことは? 「ツッコミって大変なんだと実感しました」
高橋一生が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱』(毎週土曜23:30〜)。2023年1月期ドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』から1年後の物語が描かれる今作では、地方都市で代々続く望月煙火店(=花火店)の5代目・望月星太郎(高橋)のもとに、父・望月航(橋爪功)が前作同様、幽霊として姿を現し、さらには星太郎に弟子入りを志願するばかりか、唐突にプロポーズする謎の女性・野口ふみか(宮本茉由)も新たに登場している。
今回、同作で水森ひかり役を演じる本田翼にインタビュー。前作で星太郎・航と一つ屋根の下で共同生活を送り、二人との関係性を深めたひかりを演じる上で意識したことや、高橋、橋爪と共演することで感じたことなどについて話を聞いた。
○緩急の付け方を工夫
——続編が決まったときの感想を教えてください。
シーズン1からどんな話に続くのかな? というのが率直な感想でした。最後はスタジオでした(※)、という面白い終わり方をしていたので。
※シーズン1最終回のエンディングは、スタジオの中に設営された家のセットを星太郎が立ち去るシーンで締めくくられた。
——そのシーンが意味するものが続編で明かされるのか、はたまた明かされないのかにも注目です。続編では、前作から1年後のストーリーが描かれます。
今回、宮本茉由さん演じる野口ふみかという新しい登場人物が加わるのですが、台本を読んでいて、その新キャラクターの存在がすごく面白かったです。
——続編ということで、役作りで新たに意識したことはありますか?
ひかりちゃんと星太郎さんが一年間、一緒に暮らしたあとの話なので、距離感は意識しました。ひかりちゃんは距離感が近くなるとどういう性格になるのか。近くなると、ズバズバ言ったり、素が見えてきたりするじゃないですか? なので、最終的にたどり着いたのが、一筋縄では行かない星太郎さんのために、あえて強く言うこと。それで仲が深まったことを表現できたらなと思いました。ふみかちゃんが新たに加わったことで、ひかりちゃんがツッコミ役に回ることが増えて、緩急の付け方を工夫したのですが、鋭く行き過ぎてもダメなときもあるし、ツッコミって大変なんだと実感しました。
○茉由ちゃんは本当に面白いです(笑)
——実際の本田さんは現場でどのような立ち回りをされているんですか? ひかりちゃんのようにツッコミ?
私はどんな人なんでしょうか(笑)。(スタッフのほうを見ながら)話を聞いてる人ですかね?
スタッフ:いやいや!
いやいや!? ひかりちゃんみたいな立ち位置のようです(笑)。撮影の待ち時間もキャスト同士でお話して、和やかに過ごしていました。続編からの参加ですが、茉由ちゃんも特有の柔らかさを持っている方なので、自然に馴染んでいました。
——宮本さんとはどんなお話を?
地元の話とか、本当に日常的な話をしています(笑)。秋田におじいちゃんとおばあちゃんがいるらしくて、秋田のお土産ももらいました!
——何度か宮本さんに取材させてもらったことがあるのですが、少し天然っぽいところがキュートですよね。
ずっと天然です! 茉由ちゃんは本当に面白いです(笑)。
●高橋一生・橋爪功の演技に圧倒「普通に見入ってしまって…」
○高橋一生&橋爪功は「クリエイティブで面白い発想をされる方々」
——改めて、高橋一生さん、橋爪功さんとのお芝居はいかがですか?
一生さんと橋爪さんはクリエイティブで面白い発想をされる方々なので、とにかくお芝居がすごくて、普通に見入ってしまって、「あっ、私のセリフだった!」ってなってしまうときもあるくらいです(笑)。このシーンだとこういう流れがあって、こんなふうに終わるだろうなって、自分が想像してたものと全く違う動きや言い回しをされるので、自分の小さな想像ではダメだなと思いました。監督も「え、そう動くの!?」って、よく困ってます(笑)。
——お二人のお芝居で「ここがすごかった」という印象的なシーンはありますか?
1話で航さんが「その通り!」って言うシーンがあるんですけど、橋爪さんが「Exactly!」って急に英語に変えて(笑)。もちろん台本にはなかったですし、そういうアドリブは自分の中にはないものなので、やっぱりすごいなと思いました。
○これからキュンキュン欲しいです(笑)!
——事前コメントで、「前作の撮影で学んだことは“失敗を恐れるな”! 今回も会話劇の応酬が見どころのひとつですが、前作よりもさらに日常会話に近いと感じているので、私にとっても新たな挑戦となりそうです」とお話されていました。“失敗を恐れるな”というのは、どういった部分で感じたことなのでしょうか?
とにかくセリフの量が多いので、間違えないようにしなきゃいけないと慎重になる場面が前回はあったんです。でも、今回はそこを乗り越えて、今までとは違う言い回しをしてみよう、新しい扉を開いてみようと思って、撮影に入りました。
——実際に撮影に入ってみて、いかがでしたか?
『6秒間の奇跡』は何かすごい大事件が起こるわけではないので、会話劇でいかに視聴者の方に楽しんでいただけるかがポイントだと思っています。なので、その会話劇が一辺倒にならないように気をつけました。あと、おかしな間を取り過ぎても、テンポが悪くなってしまうと思っていたので、バランスを取るのがすごく難しかったです。
——第2話では、「キュンキュン」というワードが一つのポイントになったかと思います。本田さんご自身は最近、「キュンキュン」されましたか?
キュンキュンですかー! 最近はとにかくドラマの日々だったからなあ(笑)。ドラマのロケ地でしだれ桜が咲いていて、それを見たときはすごくうれしい気持ちになりました。でも、キュンキュンとはちょっと違いますよね……。キュンキュンする出来事には出会えてなかったので、これからキュンキュン欲しいです(笑)!
——これからに期待なんですね(笑)! では最後に、ドラマの見どころを教えてください。
『6秒間の奇跡』は、「この人ツッコミが激しいな」「この人変わってるな」と、クスッと笑ってもらえるようなお話になっていると思いますので、夜、テレビをピッと点けて、本当に気軽に観ていただけたら、うれしいです!
■プロフィール
本田翼
1992年6月27日生まれ。東京都出身。2006年、モデルデビュー。 2012年放送のドラマ『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)の神崎麗美役で注目を集め、活動の幅を広げる。近年の主な出演作は、『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系)、『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』(NHK)、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)、『君の花になる』(TBS系)など。

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