「光る君へ」意味が変わった“汚れ仕事”道兼“光堕ち”にネット涙「予告の台詞...」「こんな日が来るとは」

2024年4月27日(土)13時50分 スポーツニッポン

 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月21日、第16話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第16話は「華の影」。近江・石山寺からの帰路。まひろ(吉高由里子)は図らずも、さわ(野村麻純)を傷つけていることを知り、落胆。後宮に藤原伊周(三浦翔平)や藤原隆家(竜星涼)らが集って賑わう中、藤原詮子(吉田羊)が現れ、一条天皇(塩野瑛久)らに緊張が走る。その頃、都は疫病が蔓延。ある日、たね(竹澤咲子)がまひろを訪ね、悲田院に行った父母が戻らないと助けを求める。悲田院に向かった目にしたのは…という展開。

 藤原道長(柄本佑)は藤原道隆(井浦新)に疫病対策を直訴。道隆は「黙れ!」「疫病より、(内裏に)相次ぐ放火の方が一大事である。帝と中宮様を狙ったものであれば、中宮大夫のおまえこそ、どうするつもりだ。役目不行き届きであるが、今回は見逃そう。下がれ」と顔を近づけた。

 道長とすれ違うと、藤原道兼(玉置玲央)は「どうした。そんな顔をして」「(悲田院視察は)やめておけ。都の様子なら、俺が見てくる」「汚れ仕事は、俺の役目だ」——。

 花山天皇(本郷奏多)を裏切るなど、藤原兼家(段田安則)に指示された“汚れ仕事”を遂行してきた道兼。第6話(2月11日)、道兼とすれ違うと、道長は「兄上には、我が家の泥をかぶっていただかねばなりませぬゆえ」。しかし、今回の“汚れ仕事”は「家を守るため」から「弟を守るため」へと意味合いが変わった。

 第15話(4月14日)、道長は「兄上は、変われます。変わって、生き抜いてください」「しっかりなさいませ!父上は、もうおられないのですから」などと自暴自棄の道兼を叱咤激励。“闇落ち(堕ち)”ならぬ道兼の“光落ち(堕ち)”(ヒール役の改心など)に、SNS上には「大河ドラマで初めて聞いたワード『光堕ち』」「闇堕ち道隆に対抗する詮子・道兼・道長連合軍。光堕ちした道兼がいい仕事をしていってくれることに期待します」「『汚れ仕事は俺の役目だ』の道兼…泣。暗闇から這い上がった者の強さと優しさ、(半ば強引に押しつけられた)自分の役割を受け入れ、全うせんとす悟りの境地」「予告の台詞はこういうことだったのね、道兼くん。涙で画面が霞む」「胸がギュッと締めつけられました…こんな日が来るとは」「段々と道兼が憎めなくなっていく絶妙な演技」「道兼が自ら言う『汚れ仕事』。今までとは心中が違う。志、信条まであの台詞一つで感じさせる玉置さん、凄い。熱い展開だった」などの声が続出。反響を呼んだ。

 道隆の最期が迫る。次回は第17話「うつろい」(4月28日)。「衆院補選・開票速報」のため、本放送(総合)は通常より10分繰り下げの午後8時10分開始となる。

スポーツニッポン

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