自ら開けずに待つ…渡辺明九段、ドラフトくじ引きは“新庄流”?視聴者は興味津々「見ないナベ」「開けずに苦笑い」/将棋・ABEMAトーナメント2024

2024年4月30日(火)10時0分 ABEMA TIMES

 どこかで見かけた様子だった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」ドラフト会議の模様が4月27日に放送された。渡辺明九段(40)は新たなコンセプトを持って会議に参加したが、1巡目の指名で重複、2度も抽選くじを引くことになり、ここで本家・プロ野球のドラフト会議で見られたような“あの仕草”でファンを賑わせた。

【映像】封を開けない!渡辺明九段が見せた例のスタイル

 渡辺九段はタイトル通算31期、永世称号も竜王・棋王の2つを持つ名棋士だ。現在こそ無冠になってはいるものの、その実力は健在で、かつ将棋界きってのエンターテイナーとしても知られている。交友関係も広く、また多趣味であることから業界外との交流も活発に行い、様々な形で将棋の発展に尽力している人物だ。

 渡辺九段はプロ野球・ヤクルトのファンでも知られている。このABEMAトーナメントでもおなじみになったドラフト会議だが、もとはプロ野球のドラフト会議にヒントを得てスタートしたものだ。例年、大会中に収録するチーム動画のことまで考え、エンタメ性に配慮したチーム作りに努めてきたが、今回はかなり「将棋寄り」にシフトすると事前に明言。どんな棋士を選ぶか注目されていた。

 すると1巡目には、タイトル戦への出場機会が続いている若手エース格の伊藤匠七段(21)を指名。ところがここに、今大会からリーダーの一人として加わり、かつては同じチームとして戦った佐々木勇気八段(29)が指名を重ねてきた。今年はがっつりと将棋の研究を深めるチームと考えていただけに、かわいがる後輩との重複指名はまさかの事態。なんともいえない表情で抽選くじに臨むと、ここで渡辺九段はどこまで見た行動を取った。

 佐々木八段が神妙な表情でくじを開けるものの、渡辺九段は封を開くことなく横目でチラチラしながら、開けずじまい。これはプロ野球のドラフト会議で、日本ハム・新庄剛志監督が見せたのと同じだ。これにはファンからも「見ないナベ」「これは新庄かだれかがやってた」「チラっと見て開けずに苦笑い」「ナベ何しようとしたしw」「新庄のまね」と笑いが起きてきた。

 結局、くじは佐々木八段が当たり。さらに続く抽選でも佐々木大地七段(28)の指名がかぶり、またもくじになると、同じ「見ない」スタイルで挑んだがまたはずれ。苦笑い2連発となってしまった。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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