宮世琉弥、『くる恋』で“あざとかわいい”役に挑戦「ここまでかわいく振る舞う役は初めて」

2024年4月30日(火)6時0分 マイナビニュース

●律役は“とにかくかわいく”「動きなどもかわいくするように」
俳優としてさまざまな作品に出演し、Ryubi Miyase名義でアーティスト活動もしている宮世琉弥。生見愛瑠主演のTBS系火曜ドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(毎週火曜22:00〜)では、瀬戸康史、神尾楓珠らと3人で恋のライバルを演じており、これまでになかったという“あざとかわいい”年下男子役に挑戦している。宮世にインタビューし、役作りの裏話や仕事のスタンスについて話を聞いた。
本作は、事故ですべての記憶を失ってしまった主人公・緒方まこと(生見愛瑠)が、カバンの中に入っていた男性用の指輪を手掛かりに、“恋の相手”と“本当の自分”を探していく物語。
宮世が演じているのは、まことの自称“運命の相手”である板垣律役。アプリ制作会社の代表で、まことと運命的な出会いを果たし、彼女に猛アタックをかけていくが、その偶然の出会いが実は彼の仕掛けた策略だったことが判明し、SNSをざわつかせた。
「ラブストーリーで四角関係が繰り広げられますが、まこととの1対1で見えてくるそれぞれのバックボーンがミステリーとして面白いというのが、台本を読んだ時の第一印象でした。男性一人ひとりにもいろいろな思いがあり、話数を重ねるごとに少しずつそのバックボーンが見えてきて、さらに面白くなっていくのではないかなと。僕は考察もののドラマを楽しんで見るタイプですが、本作も1本の線ではなく波があるドラマになっていますし、胸キュンものが好きな方も楽しめる作品になっていて、新感覚だなと思いました」
律役について宮世は「とにかくかわいく」というのがコンセプトだったと言うが「ここまでかわいく振る舞う役は初めて演じました。花束を抱きしめたりするのですが、そういう役は自分の中では新しいなと思いました」と新鮮に感じたそうだ。
「動きなどもかわいくするようにと心がけましたが、社長をしている姿とまことといる姿は自然と変わるものなので、その演じ分けはしたいと思いました。まこととしゃべる時でも、仕事の相談をされた時は、律が今まで培ってきた経験を踏まえて話すようにしました。役作りについては現場で監督さんと話して組み立てていく感じです。家で完璧に固めていかず、いろいろな引き出しを持っていたいので」
また、「男性陣の3人は全くキャラクターも違うので、律くんは律くんっぽく胸キュンをさせたいなと思いました。律くんは猛アタックしてしまう性格なので、まことの気持ちを考えつつ、いい意味で自分の気持ちを優先させる部分があるのかなと。そんな風にぐいぐいリードされることにキュンとする女性の方も多いのではないかなと思いますし、そこが律くんの胸キュンポイントなのかなと感じています」と役柄をアピール。
○律との共通点は「好きな物や事に対してアタックするという点」
律との共通点についても聞くと「好きな物や事に対してアタックするという点です。僕もそういうタイプなので、そこは似ているかなと思います」と答えつつ、「でも、律くんは傲慢さが少し入っているので、そういう台詞はちょっと言いづらいところがありました。例えば律くんは『大丈夫、大丈夫。僕、お金とリサーチ力と情熱があるだけだから』みたいなことをさらっと言ってしまうような、自分で言うんだ! と驚くような台詞がたくさんあるのですが、律として演じる時は、本当にそう思って言っているので、自分としては新しい感覚があります」と言う。
これまで撮影した中で、印象的なエピソードについて聞くと「木登りしている律が木から下りてきて、ワンちゃんをよしよしするシーンがあるのですが、ワンちゃんが怖がりすぎていて、飼い主さんにずっとへばりついてしまい、そこから出すのが大変でした(笑)。僕もワンちゃんを飼っているんですが、生見さんもそうで、そこは共通の話題が持てました」と振り返った。
●生見愛瑠は「いつも明るい」 瀬戸康史&神尾楓珠との共演も語る
主演の生見や、共演の瀬戸、神尾の印象についても聞いた。
「生見さんはいつもすごく明るいです。現場では一番年が近いので、とてもハッピーな感じです。瀬戸さんはすごく優しくて、いろいろと現場を重ねられていて経験も豊富なのが背中を見ているだけでわかります。僕が音楽活動もやっていますと言ったら、僕の曲を全部『帰りに車で聴くね』と言ってくださいました。神尾さんは落ち着いている印象を受けましたが、ご一緒していくうちにちょっと天然な部分が見えてきて、面白い方だなと思いました」
また、共演者との距離の縮め方について「僕は意外と自分から積極的に行かないタイプです。フレンドリーだと言われますが、最初の入り口ではちょっと人見知りをしてしまいます。だからしゃべることがなければしゃべらないですし、自然体でいるほうがいいのかなとも思っています。今回の現場でもコミュニケーションをたくさん取るというより、しゃべる時にしゃべる感じです」と明かした。
本作において、瀬戸が演じる公太郎や神尾が演じる朝日と、まことを巡って恋のライバル関係になることにちなみ、仮に、宮世が瀬戸や神尾と恋愛バトルを繰り広げた場合、勝者は誰になるのか? との質問には「神尾さんです」と即答し、「神尾さんは懐に入るのが上手そうだなと思って見ていました」とその理由を説明した。
また、俳優の宮世琉弥とアーティストのRyubi Miyaseとしてのスタンスについて、「ギアが全部違いますが、お芝居をする時に、役として音楽をさせていただくケースなどもありますし、逆に、歌を歌う時に、まるで役に入っているような気分で感情を込めて歌うこともあります。なので、両方が上手く作用しているのかもしれません」と語る。
今年メジャーデビューも果たし、俳優としてもアーティストとしてもさらなる飛躍の年になりそうな宮世の今後に注目していきたい。
■宮世琉弥
2004年1月22日生まれ、宮城県出身。2019年にドラマ『パーフェクトワールド』で俳優デビューし、ドラマ『恋する母たち』(20)で注目を集める。以降、ドラマ『ナイト・ドクター』(21)、『村井の恋』(22)、『君の花になる』(22)、『ホスト相続しちゃいました』(23)、『パリピ孔明』(23)などに出演。初主演映画『恋わずらいのエリー』が公開中。Ryubi Miyase名義でアーティストとしても活動しており、今年4月10日にアルバム『PLAYLIST』でメジャーデビューした。5月からは初のLIVEツアーが控えている。
(C)TBS

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