乃木坂46山下美月、13分間のスピーチで語ったアイドル人生「アイドルとしての私はすごく強かった。でも、1人の人間としては弱かった」【全文/山下美月卒業コンサート】

2024年5月13日(月)0時0分 モデルプレス

山下美月「山下美月 卒業コンサート」(C)乃木坂46LLC

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【モデルプレス=2024/05/13】乃木坂46が5月11日〜12日の2日間、東京ドームにて3期生・山下美月の卒業公演「乃木坂46 山下美月 卒業コンサート」を開催。2日目のアンコールでは、山下が約13分間にわたるスピーチで思いを伝えた。
◆山下美月、家族への感謝語る
アンコールで山下は、純白のドレス姿でステージに登場。「メンバーには本編中に感謝の気持ちを伝えることができたと思うので、今からは私を支えてくださった色んな方にちゃんと感謝の気持ちを伝えたいなと思います」と切り出し、家族やスタッフ、ファンへ向けて思いを伝えた。
「今日はお父さんとお母さんも観に来てくれてて」と明かした山下は「お父さんは本当にめちゃくちゃライブとかファッションショーとかフェスとか、乃木坂のライブ以外も本当に全部観に来てくれてて。ツアーも全地方、大阪2公演だったら2公演とも一緒に回ってくれて『全公演入るから!』って言ってくれて。『そんなにセトリも変わらないしいいよ』って言っていたんですけど、毎年来てくれました」と父が近くで活動を支えてくれていたことを告白。
母については「メンタル的にしんどいときとか、つぶれそうなときに、優しく包みこんでくれて、本当にお母さんのおかげで心が折れずにアイドルを続けて来れたなって思います」と話し、「お母さんはあんまり人混みが苦手らしくて今までライブとかはそんな頻繁には来ていなかったんですけど、今日は来てくれたので。でも配信は毎回絶対に観てくれたので。本当に家族にも愛されて、1人っ子だったけど全然寂しくなかったです。ありがとうございます」と感謝を語った。
◆「1人の人間としてはめちゃくちゃもろくて、弱かった」
また「1番に感謝を伝えたいのはファンの皆さんです」とも話した山下は、ファンが自信をくれたと明かし「体調がちょっと優れなくてもライブでステージに立てばキラキラ歌って踊ることができたし。『もうダメかもしれない』って思ったときもブログのコメントとか今までいただいたファンの皆さんからのお手紙とか、たくさん見返して(いた)」と回顧。「こうやって私のことを支えてくださる皆さんがいるから、私が弱音吐いてちゃダメだって、皆さんのおかげで強くなることができました」とファンの言葉で成長できたことを伝えた。
その上で「アイドルとしての私はきっとたぶん、自分で言うのもなんだけどすごく強かったと思うし。でも、1人の人間としてはめちゃくちゃもろくて、弱かったと思う」と本音も吐露。「また皆さんにお会いする機会も絶対に作るし、皆さんが安心して応援できるような存在にこれからもあり続けたいなって思うので、どうかこれからもずっと見守ってくださったら嬉しいです。よろしくお願いします」と呼び掛けた。
◆山下美月「生まれ変わっても絶対アイドルになりたい」
最後には「アイドルはめちゃくちゃ良い仕事だし、本当に私にとっては救いでした。アイドルになれたから私は今まで生きてこれたと思うし、誰かの希望になれたらいいなと思って毎日頑張っていました」と“アイドル”という職業への思いを明かした山下。「実際には希望になれていたかはわからないけど、でも、こうやって卒業コンサートにこんなにもたくさんの方が来てくださっていう事実だけで、私は8年間諦めずに毎日毎日、あともうちょっと、あともうちょっとってここまで走って来れて本当に良かったなと思います」と続け、「私は生まれ変わっても絶対アイドルになりたいです。そしてまた皆さんとも絶対に会いたいし、皆さんが私のことをアイドルにしてくれたので、また来世も皆さんが私のことをアイドルにしてください。出会ってくれて本当にありがとうございました」と涙ながらに感謝を伝えた。
その後、会場から大きな拍手が送られると「ありがとうございます。あぁ、もう上手く歌えなくなるから泣きたくないって思っていたのに泣いちゃいました」と照れ笑い。「アイドル8年間やってきて実は1人で1曲歌ったことって、ライブでは今回が最初で最後なんですけど。私はあまり歌が得意なタイプではないので、泣いちゃって鼻水も出てるし…温かい気持ちで次の曲を聞いてくださったら嬉しいなと思います。皆さんのこととメンバーのことを思って自分で歌詞を書かせていただきました」と思いを語り、自身のソロ曲「夏桜」の歌唱へと繋げた。
以下、スピーチ全文。
◆山下美月スピーチ全文
ありがとうございます。いよいよここまできてしまいました。卒業を決めたのは自分のはずなのに、ここにきてやっぱり乃木坂46か出るのは本当に寂しいなって思います。でも、アイドルとしては本当に私は悔いなく全部やりたいことをやりきれたなと思っているので、今日はメンバーには本編中に感謝の気持ちを伝えることができたと思うので、今からは私を支えてくださった色んな方にちゃんと感謝の気持ちを伝えたいなと思います。私はいつもライブのときとかにMCで話すとかそういう機会があると絶対に言葉を準備していったりとか、前日の夜、当日の朝くらいに「今日はこの気持ちを伝えたいな」とか色々メモに書いていつもお話していたんですけど、今日は敢えて何も考えずにきてみました。なので、素の気持ちで皆さんに感謝を伝えたいなと思います。
まず、ここまで私を育ててくれたスタッフの皆さん。本当にさっきの映像とかも私はまだ映像をみれてないけど、ナレーターさんが私が好きな映画「ラ・ラ・ランド」の声優さんで、すごいそういうところも愛に溢れてるなとか、今回のライブは私がセットリストを考えさせてもらったりとか、色々衣装はこれにしますとか、新曲を作ったりとか、本当に映像とかもたくさんワガママを言って。本当に色々な私が知らないスタッフさんもきっとたくさん関わってるんじゃないかなと思うんですけど、本当にたくさんのスタッフさんのおかげでこんなに素敵な門出の場所を作っていただけたなと思います。
そして今回、ドレスも作っていただきました。すごく私が卒業するときはこういうものを着たいっていうのが実は昔からあって、今回それを叶えていただいて。柄が星座になっていて、月のマークが入っていたりして。スパンコール1つひとつも衣装さんが毎日毎日一生懸命つけてくださったんだろうなとか、本当にスタッフの皆様には感謝してもしきれないなと思います。ここまで支えていただき、そして何もわからなかった私を育てていただきありがとうございました。
そして、今回のライブはですね、衣装にも月が入っていたりとか、セットも空をイメージで月があったり、月を名前になぞらえてイメージして作らせていただいたんですけど、おじいちゃんが美月という名前を私にくれて。元々は別の名前だったらしいんですけど、美しい月の日の夜に生まれてきたから美月だって言ってくれて、山下美月っていう名前になったそうで。それが生まれて24年後にこんな東京ドームのステージになるとはきっと天国のおじいちゃんもおばあちゃんも、思ってなかっただろうし。そして今日はお父さんとお母さんも観に来てくれてて。お父さんは本当にめちゃくちゃライブとかファッションショーとかフェスとか、乃木坂のライブ以外も本当に全部観に来てくれてて。ツアーも全地方、大阪2公演だったら2公演とも一緒に回ってくれて「全公演入るから!」って言ってくれて。「そんなにセトリも変わらないしいいよ」って言っていたんですけど、毎年来てくれました。お母さんはいつも、私がメンタル的にしんどいときとか、つぶれそうなときに、私はやっぱり人にそういう姿を見せるのが苦手なので、いつも1人で抱え込んじゃっていたんですけど、そんな私を優しく包みこんでくれて、本当にお母さんのおかげで心が折れずにアイドルを続けて来れたなって思います。お母さんはあんまり人混みが苦手らしくて今までライブとかはそんな頻繁には来ていなかったんですけど、今日は来てくれたので。でも配信は毎回絶対に観てくれたので。本当に家族にも愛されて、1人っ子だったけど全然寂しくなかったです。ありがとうございます。<会場から拍手>パパとママ拍手されてるよ〜!
そして、やっぱり1番に感謝を伝えたいのはファンの皆さんです。たぶん皆さんが思っている以上に私は日々ファンの皆さんのことを毎日毎日考えていて。夜寝る前とかも絶対考えていたし、モバイルメール、メッセージをファンの皆さんに送れたりするんですけど、「今日はこんなことがあったから絶対に夜これ書こう」とか、毎日毎日メモに書いて、ファンの皆さんに伝えたいことを送るのがすごく楽しかったし、私が本当に何の取り柄もなかった女子高生のときからデビューのライブで1番前に私のオーディション中の写真とかを掲げてくださるファンの皆さんがいたりとか、何で私のことを好きになってくれたんだろうってずっと思っていたんですけど、私はファンの皆さんのことが本当に大好きだったから、そんなことはいつの間にか考えなくなっていましたし、本当に体調がちょっと優れなくてもライブでステージに立てばキラキラ歌って踊ることができたし。「もうダメかもしれない」って思ったときもブログのコメントとか今までいただいたファンの皆さんからのお手紙とか、たくさん見返して。こうやって私のことを支えてくださる皆さんがいるから、私が弱音吐いてちゃダメだって、皆さんのおかげで強くなることができました。
アイドルとしてはもう今日で終わってしまうんですけど、アイドルとしての私はきっとたぶん、自分で言うのもなんだけど強くなって、すごく強かったと思うし。でも、1人の人間としてはめちゃくちゃもろくて、弱かったと思うし。だから、これからも少しお休みをいただくんですけど、また皆さんにお会いする機会も絶対に作るし、皆さんが安心して応援できるような存在にこれからもあり続けたいなって思うので、どうかこれからもずっと見守ってくださったら嬉しいです。よろしくお願いします。
<拍手>ありがとうございます。本当にさっきも言った通り、普段から伝えたいことをファンの皆さんに伝えてきたと思うし、アイドルとしてちゃんと感情を表そうって思っていたので、最後に何話そうかなってさっき着替えながら考えていたんですけど、アイドルって大変なお仕事だって思われている方もきっと多くて。きっとそれはたぶん私たちのことを応援してくださっているファンの皆さんが1番感じてくださっているんじゃないかなと思います。でも、やっぱりアイドルはめちゃくちゃ良い仕事だし、本当に私にとっては救いでした。アイドルになれたから私は今まで生きてこれたと思うし、誰かの希望になれたらいいなと思って毎日頑張っていました。実際には希望になれていたかはわからないけど、でも、こうやって卒業コンサートにこんなにもたくさんの方が来てくださっていう事実だけで、私は8年間諦めずに毎日毎日、あともうちょっと、あともうちょっとってここまで走って来れて本当に良かったなと思います。
さっきも言ったけど、私は生まれ変わっても絶対アイドルになりたいです。そしてまた皆さんとも絶対に会いたいし、皆さんが私のことをアイドルにしてくれたので、また来世も皆さんが私のことをアイドルにしてください。出会ってくれて本当にありがとうございました。<拍手>ありがとうございます。あぁ、もう上手く歌えなくなるから泣きたくないって思っていたのに泣いちゃいました。アイドル8年間やってきて実は1人で1曲歌ったことって、ライブでは今回が最初で最後なんですけど。私はあまり歌が得意なタイプではないので、泣いちゃって鼻水も出てるし…温かい気持ちで次の曲を聞いてくださったら嬉しいなと思います。皆さんのこととメンバーのことを思って自分で歌詞を書かせていただきました。それでは聞いてください「夏桜」。
◆山下美月、卒コン2DAYSで10万人動員
乃木坂46にとってメンバー個人に焦点を当てた“卒業コンサート”は、2023年5月18日・19日に東京ドームで開催した「齋藤飛鳥卒業コンサート」以来1年ぶり。DAY1・DAY2ともに32曲、計64曲を2日間で披露、10万人を動員。セットリスト山下が考案しており、DAY1は「楽しく」、DAY2は「卒コンらしく」がテーマとなった。
なお、4期生の掛橋沙耶香は活動休止中のため欠席。3期生の中村麗乃、4期生の柴田柚菜はDAY1を欠席(DAY2は一部楽曲に出演)、5期生の奥田いろははDAY2を欠席した。(modelpress編集部)
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