鈴木美智子さん死去 関西女性パーソナリティーの草分け、92年に大物ロッカーとの交際報道で会見も

2025年5月13日(火)14時25分 スポーツニッポン

 関西の女性ラジオパーソナリティーの草分け的存在だったタレント鈴木美智子(すずき・みちこ)さんが12日、老衰のため大阪府内で亡くなった。85歳だった。

 語りひと筋の人生だった。MBSラジオ「ありがとう浜村淳」「ヤングタウン」などさまざまな人気番組に出演して女性目線での大人の会話などで人気を博し、その後も司会や講演会、落語に都々逸、トークショーに朗読と、晩年までしゃべり続け、アナウンススクールの学院長も務めて後進育成に力を入れた。

 24年9月、朗読劇中に脳出血を発症し搬送された。それでも復帰を強く願い、リハビリに励んでいたという。

 そんな鈴木さんについて、92年11月8日付のスポニチ大阪本社版芸能面に、興味深い記事が残されている。MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」のパーソナリティーなど関西で活躍するタレント・鈴木さんとロックシンガー・内田裕也さんとの交際が7日に発覚し、同日鈴木さんが会見を開いた、という内容だ。

 鈴木さんは同番組を放送する毎日放送で会見し、内田さんは「たくさんいる男友達の中の一人」として、親交は認めつつ“特別”な関係を否定。「2年ぐらい前に共通の友人を通して」知り合い、その後電話をかけたり、キャンペーンなどで内田さんが関西を訪れるたびに「食事をしたりしているぐらいの関係」が続いていると説明したという。

 この後の展開が面白い。釈明会見のはずが、鈴木さんは自身の発売したばかりの書籍を持ち出してPR。結婚についても「誰が結婚するの?エッ、私?私は一人が一番よ、なんで今さら」と言ってのけた。

 ちなみに同紙面には、鈴木さんのサイン入り書籍を5人にプレゼントするとして、募集要項まで掲載されていた。熱愛報道もじょうずにさばく鈴木さんの関西人らしいユーモアとたくましさが垣間見えた芸能ニュースである。

スポーツニッポン

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