木村文乃&田中樹、共演した推しのゾンビを告白「多く映してほしいなって思うくらい愛着が湧いた」
2025年5月15日(木)21時0分 マイナビニュース
女優の木村文乃とSixTONESの田中樹が15日、都内で行われた『連続ドラマW I, KILL』(WOWOW 5月18日スタート 毎週日曜 22:00〜全6話 WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド※第1話は無料放送)の完成報告会に、共演の田牧そら、メガホンをとったヤングポール監督とともに出席した。
木村と田中がダブル主演を務める同ドラマは、WOWOWと松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画。WOWOWのオリジナルドラマは6年ぶりの主演となる木村は、「群凶」と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう元忍びのお凛を、そしてWOWOWのオリジナルドラマ初出演にして初主演を務める田中は、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎を演じる。
本作のオファーを受けた際の心境を尋ねられた木村は「すごくうれしかったですよね。サバイバルもの、そしてゾンビものというジャンルが好きだったので、まさか自分がその世界に入れる日が来るなんて」と目を輝かせ、「プロットや台本をいただいていたんですけど、やるってお返事をする前に自分はお凛だと思って読み進めていました(笑)」と告白。
○必ず面白くなるなという掛け合わせ
田中もサバイバルスリラー作品が大好きだそうで、本作を見た感想を求められると「これが見たかったなと思わされました。いろんなものを見てきたんですけど、(時代ものとサバイバルものは)掛け合わせとしてしっくりくるし、必ず面白くなるなという掛け合わせなのに、あまり見たことがなかったなという印象がありました」と吐露し、「自分の父親も予告編を見たときに『俺はお前が出ていなくてもこの作品を絶対に見ている』って言っていて、それくらいしっくりくる作品で、見ていないのに面白いんだろうなと思わせてくれる説得力がある作品だなと感じました」語った。
また、2人は推しの群凶がいるそうで、木村は「あまりにも現場に群凶愛があったので、あだ名がついていて、その中でもきのこちゃんという女の子の群凶がいたんですけど、朽ちていく中で(体から)きのこが生えてくるんですよ。残っている何かを利用してでも生命が生まれるというのが、この世界からなくなってしまうまで生命の輪っかから外れることができないんだなと思いました」と熱く語り、ヤングポール監督が「そんなこと思っていたんですか!?」と目を丸くすると、木村は「私たぶん1番ソンビコーディネーターさんからお話を聞きました。『これはどういうゾンビさんなんですか?』って」と胸を張った。
同じ質問に、田中は「2人いるんですけど、1人はストーリーにも大きいところで出てくる"やす"と呼んでいる群凶なんですけど、とあるところに隔離されていたゾンビで、体も大きくて迫力がすごいんです。メイクのために朝4時、5時くらいに入って、僕が撮影したのが昼過ぎだったので、ずっと特殊メイクをしていたそうで、手の掛かり具合もそうだし、迫力も込みでこの作品に説得力を与える群凶だなという印象です」と答え、「もう1人は"かず"。設定的には名もなき群凶になるんですけど、とあるシーンでかずの頬に触れるシーンがあって、そのときに愛着が湧いちゃって、すごく気に入っちゃって、なるべくかずを多く映してほしいなって思うくらい、かずへの愛着が湧いていますね」と打ち明けて会場の笑いを誘った。
さらに、もし現代に群凶が現れたらどうするか聞かれると、田中は「タワマンに逃げる。上のほうに逃げればきっと電力も止まっているからエレベーターも動かない、非常階段にはドアもありますし、階数もあるのでなかなか辿り着けないし、居住者も多いから食料とかにも困らないんじゃないかなと思って」と理由を明かし、「近所で"あのタワーマンションに逃げよう"って、1つのタワーマンションを決めているんです」とにっこり。
木村は「私はゾンビもの好きなので、こういうところから入ってくるだろうな、入ってきたらこういう動きをするだろうなというのがあるので、至るところに防犯グッズを仕込みます(笑)」と答え、そんな2人に、ヤングポール監督は「それはゾンビ映画で死ぬやつの前振りですよね。無惨に死ぬやつです」と指摘して笑わせた。