竹中直人、共演俳優の演技を絶賛「素晴らしい!」「神経質な感じがたまらない」
2025年5月16日(金)20時0分 マイナビニュース
WEST.の神山智洋が主演を務める、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』(毎週土曜23:40〜 ※第5話は23:50〜)で、輝元(中村海人)の父・輝徳を演じる竹中直人が、若い俳優たちとの共演や、家族にまつわる食の思い出などを語った。
○「食」の思い出深い出来事
——撮影現場の雰囲気はいかがですか?
お芝居の基本は「相手のお芝居を受ける」ことだと思っています。どんな役でも共演者によって全く違うものになる時もあります。最近はもう、自分より若い人たちと共演することが本当に多くなりました(笑)。それはとても新鮮な体験です。ゼロに戻る感じとでも言うのかな……。常に新たな気持ちで臨むことができます。だから今回の現場はとっても楽しいです。
——共演の神山さん、中村さんに関しては?
神山くんとはつい最近映画でも共演したばかり。神山くんの演技はとても安定していますね。そして調理をする手さばきもお見事! 集中力のある役者さんだと思いました。中村くんは、本人は否定するかもしれませんが、「そのまんま海人くん。」です(笑)。多分素のままでしょ? お芝居をしない雰囲気がとてもいい感じです。休憩時間も僕の無茶振りに付き合ってくれて本当にありがたいです(笑)。
——このドラマは「食」がテーマですが、思い出深い出来事はありますか?
成長した息子が料理を作ってくれた時に、「こんな美味しい料理を作れるなんて……」と感動したり、娘が家族のために作ってくれたリゾットがとても美味しくて、しみじみ噛み締めて食べたり……。どんな料理でも1人で食べるより、みんな一緒に食べるほうがより美味しく感じますよね。あ、それは違うか……ひとりでしみじみ食べる料理もロマンチックですよね。
○大西利空の演技を絶賛
——今回のドラマの中での忘れられないシーンはありますか?
第5話で、方丈家のみんなと翔太くんがお好み焼きを作るシーンです。輝徳と真耶は長男の輝善(宮崎秋人)を亡くしています。お好み焼きは輝善との思い出に深く関わっていて……。失うなんて想像もしていなかった長男を思い出すシーンはとても苦しくせつないです。
——第6話の見どころについても教えてください。
方丈家の三男・輝昌が突然帰省します。輝昌は輝元とはタイプが違い、完璧主義者なんです。その完璧主義の輝昌が輝元の行動にいらいらしない訳がない! 輝昌に追い詰められていく輝元がとっても面白いです。輝昌を演じる大西利空くんの演技がこれまた素晴らしい! 神経質な感じがたまらないです。そして……輝昌が帰ってきたことをきっかけに、輝元も知らなかった【輝徳のとんでもない秘密】が暴露されてしまいます!! こりゃあかなり大変です!! それも是非、楽しみにしていてくださいね。
——視聴者の皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
「真夜中の屋台」、それだけでロマンチックな感じがしますよね。でも屋台って、以前ほど見かけなくなったような気がします。ぜひともこのドラマで屋台にいる気分を味わっていただけたらうれしいな……。みなさん、ミッドナイト屋台で繰り広げられる「ひとときの夢」を、やわらかくふんわり楽しんでいただけるとうれしいです……。
(C)東海テレビ
【編集部MEMO】
遠海翔太(神山智洋)は、フレンチシェフで、屋台の調理担当。実家は老舗のすし店で、後を継ぐため父の元で修行をしていたが、近所のフレンチレストランから漂う香りにあこがれ実家を飛び出す。パリのミシュラン1つ星レストランで腕を磨き、めきめき頭角を現していたが、人間関係のもつれから3年前に帰国。帰国後は、オーナーシェフのフレンチレストランを開こうと準備を進めるも、オープン直前になって極度のプレッシャーからくるストレスから味覚と嗅覚を失ってしまい、開店を断念。借金返済のため、宅配便のドライバーに転職する。料理の腕はピカイチだが、コミュニケーション能力に欠ける。方丈輝元(中村海人)は、東京近郊にある古刹『泉楽寺』の次男で、副住職。屋台の接客と味見担当。人の懐に飛び込むのが得意で、幼い頃から裕福な檀家に高級料理店に連れて行ってもらった影響で味覚を鍛えられ、食に興味を持つ。3年前に兄が病死。寺を継いで欲しいという父の思いを知り、僧侶の道を歩み始めるが、本当にやりたいわけではない。料理に物申す快感が忘れられず、僧侶になった後も、グルメレビューサイトにペンネームで多数の投稿をしている。料理は一切できないが、鋭い味覚とプロデュースセンスを持つ。