ソン・ガンホ、キャリア35年の“新人俳優”ドラマの現場で得た気づき「より繊細な表現ができる」

2024年5月15日(水)16時47分 オリコン

(左から)ソン・ガンホ、ピョン・ヨハン=韓国ドラマ『サムシクおじさん』ディズニープラス スターにて独占配信開始(C)2024 Disney and its related entities

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 映画『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホがドラマ初主演を務めることでも話題のドラマ『サムシクおじさん』が、本日(15日)より動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で独占配信が始まった(全16話/初週5話配信、以降毎週水曜日に2話ずつ、最終週3話配信)。これにあわせて、ソン・ガンホとピョン・ヨハンの日本独占インタビューが到着した。

 本作は1960年代の激動の韓国を舞台に、謎の政治フィクサーであり、“サムシクおじさん”の愛称で呼ばれる男ドゥチル(ソン・ガンホ)と、アメリカ帰りのエリート青年キム・サン(ピョン・ヨハン)が、誰もが1日3食を食べられる豊かな国に変えるという野望を抱きながら、欲望渦巻く中で奮闘する様子を描いた骨太のヒューマン・エンターテイメント。

 映画で35年のキャリアがありながら、ドラマシリーズに初挑戦する“新人俳優”として本作の撮影に挑んだというソン・ガンホ。日本向けの独占インタビューでは、映画とドラマの現場の違いや、ドラマシリーズの主演を通して得られた新しい発見について語っている。

——今回撮影する中で、映画の現場とドラマの現場で何か違うと感じたところはありましたか?

【ソン・ガンホ】根本的に大きな違いはないと思うんです。同じ演技をする、また、俳優同士、共演者同士で、「アンサンブル」をするという部分は同じだと思います。ですが映画は2時間という目安があって、その時間内に物語を凝縮して作る一方、ドラマは長いストーリーで長い息を持って視聴者のみなさんに作品を届けることになります。ですから映画よりは、ドラマの方がより繊細な表現ができる側面はあるんじゃないかなと思うんです。

——新たな発見という点では、「繊細な表現ができる」ということでしょうか?

【ソン・ガンホ】そうですね。映画は、インパクトが強く圧縮された表現をする一方で、ドラマは視聴者のみなさまにもう少し「繊細に長い息を持って伝える」という面では、やっぱり効果的に伝えやすかったりします。ですので、映画とドラマはもともとの“特性”が違うんじゃないかなと感じました。

——ピョン・ヨハンさん、ソン・ガンホさんとの共演シーンで一番記憶に残るシーンはありますか?

【ピョン・ヨハン】サムシクとキム・サンは、壮大な計画の元で手を組むことになるんですね。2人は、愛憎こもごもとした関係で、お互いに(相手を)守ってやったり、また労わったり、怒りをぶつけたり、いろいろな感情が錯綜してるんですが、そういう意味では、特定のシーンを挙げることは、ちょっと難しいかもしれません。ただ、結論から申し上げますと、ソン・ガンホさんと共演させていただいて本当に幸せでした。ソン・ガンホさんは先輩や後輩たちにすごく気を配ってくださって、現場を仕切ってくださったんですね。我々の感情の機微とか、キャラクターがうまく表現できるようにと、いろいろと気を使ってくださったという面では、非常に印象に残っている現場です。

——現場でのとっておきのエピソードがあれば教えてください。

【ピョン・ヨハン】エピソードは本当にあげればキリがないのですが、この『サムシクおじさん』という作品を見事に作り上げるために”みんなが集中したこと”自体がエピソードなんじゃないかなと思います。(ソン・ガンホがツッコミを入れるように吹き出して笑い、ピョン・ヨハンも照れ笑いを浮かべながら大きな笑顔を見せた)

——最後に、代表してソン・ガンホさん。作品を楽しみにしている日本の視聴者へのメッセージをお願いします。

【ソン・ガンホ】ぜひ、楽しんでくださーい!

オリコン

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